吉野家・考

築地といえば、魚→寿司屋のイメージが強いが、
実は、知る人ぞ知る 牛丼の激戦区である。

築地市場の場内一号館にある吉野家は、全国数ある
吉野家の第一号店として最近マスコミにとりあげられており
和牛を使用した牛丼を並500円でメニューに残すことも
話題になっている。(吉野家トリビア=歴代の社長は、
必ずこの一号店の店長を経験している。吉野家が創業
したのは1800年代である。)

が、しかし、築地の他の牛丼屋さんや、一般食堂のメニューに
ほとんど必ずある牛丼は、今までもすべて和牛を使用しており
「やっぱり安心、J ビーフ」なんていう貼り紙があったりして
さめた目で黙々と営業していたのである。(だいたい500〜
600円くらい)

で、500円牛丼が登場して二日めの昨日、築地場内に昼飯を
食いに行ったときに吉野家を覗いてみたら、なんと客が一人も
いなかったのであった。(13時すぎとピークはすぎていたけど)

まだ吉野家の500円牛丼は食ったことないのでなんとも言えないが、
やっぱり280円だったから庶民に人気があったんだろうなー。
(って、モノ言ってるって)

27年前に新入社員だったころ、額面で9万円台の給料で、3万5千円
の共同玄関のアパート代払ってた身として、週に2〜3度は食っていた
吉野家の牛丼は、想い出の味として今でも ふと食べたくなるときがある。