「嫌われ松子の一生」鑑賞評価
小説はまだ2冊目の途中だったけど、妻に誘われ夫婦50割引で
封切り後二度目の上映のヤツを観る。30人くらいの入り。
最近の映画館では珍しいマシントラブルで、10分遅れで上映。
中谷美紀が中島監督からボロクソに言われながら撮影した
とのことだが、その経過はともかく、結果の「松子」は素晴らしく
魅力的なキャラになっている。
ちょい役のキャラも含めて、おおこいつをもってきたかの配役の
妙。それがお笑いタレントだったり、ミュージシャンだったり。
(この楽しみは、小説読んでいないとわからないかも)
なによりもテンポがよくって、ぐいぐい引き込まれる。そして。
そして、知らないうちに涙があふれ出てくるのだった。
特にこのシーンでという場面はないのに、それは止めどなく
何度もハンカチでぬぐわざるを得なかった。
(いつもは、泣くぼくをみて笑う妻も同様に泣いていた)
鑑賞満足度の、かなり高い、不思議な魅力の映画だった。
ぼくは下妻以上の評価を与えたい。 が、世間はどうよ?