il Pas○o その2

昔、先輩から、「気に入った店に出会ったら一週間に三日通え」と教わったことがある。とにかく最初に店の人に覚えてもらえれば、その後の対応が違ってきて、ゆくゆくは「自分の店」と呼べる程のなじみの店にすることができる、というものだ。

これはボクの場合、一週間で二回で大丈夫の自信あり。この方法で今まで数々の店と友好関係?を築き上げてきたわけだ。で、今回。いろいろ訳あって、昨日の昼に行った店に翌日の夕食に訪れるという快挙?により、席につくなり店のオーナー兼シェフが挨拶に。どーも、どーも。

そこで早速、メニューには載っていない、本日のお薦め素材と、お薦め調理方法などを含め、準お任せでオーダー。うん、一品ずつ3人でシェアしながら、それぞれに舌鼓。昨日の昼食で下した判断に狂いはなかったことを再認識した次第。こいつら、やるな。ただし、お薦めのシチリア産白ワインだけは、好みからするとややフルーティ過ぎではあったが。

デザートもショーケースまで足を運んで選んだ3種類をシェアしてご満悦。最後に3人で、本日のトータル料金当てクイズ。一番はずれたヤツが全額支払う。。。というのを、今度はマジでやってみよう。(今回は正解に1100円差の二位だった)

2軒目は、次男の行きつけの店にお邪魔する。「おとうさん、おかあさん」と店の人から呼ばれると、やっぱりなんか、恥ずかしいけど、少しうれしくもあるのだった。そこで30年物のウヰスキーをショットで嗜む。この琥珀色の液体ができたのは、ボクが米国で大学を卒業した年なんだと思うと、なんかしみじみと涙が出そうになってしまった。

そんな、海の日の夜。そうそう、夜明けには浜降祭がサザンビーチで行なわれたのだった。