23日目:高校時代の挫折

高校時代の本当の挫折は、学業においてではなかった。
学業そっちのけで、日夜激しい練習をしていたラグビー部の挫折が、ほんとはキツかった。
自分の中で、学業の成績が上がらないのはラグビーにどっぷりつかっているからであり、そのラグビーで成績を残せないことは、高校生活そのものの否定であるように思えたわけである。

ちょうど学生運動の盛んなころで、安田講堂事件で東大の入試がなかったのは、高1のときだったように記憶している。我々の高校でも授業をボイコットして全校集会などを頻繁にやっており、全国で初めて高校生だけで政治デモを実施したりしていた。

そんな中で、激しい練習を持続して行く理由を、退部しようとするチームメイトに対して語り、退部を思いとどまらせることはできなかった。
結果として、チームに残った最上級生は7人。残りの8人は下級生から選抜せねばならなかった。

我々の代の2年前のチームが、総体で県・準優勝、東海4県・優勝、1年上のチームが、県・準優勝、東海4県・準優勝。我々の一年下が、県・優勝、2年下がついに花園行きの栄冠を勝ち取った。我々の前後2年間、素晴らしい実績を残しているのに、我々の代のみ、県でベスト8にも残れなかった・・・。

勉強もダメ、部活もダメ、だったら、高校で何も「やった」といえないのではないか、と。
でも、ちゃんとありました、「やった」と胸はれることが。
あ、もうこんな時間に・・続く・・
波乗りジョニー」買わなくっちゃ・・