ラスベガス事情(32日目)

ま、なんとか2時間半遅れで、ラスベガスに到着。
あっちっち、あぢーーーー。で、41度。

やり手風な、おばさんガイドの登場! アメリカの大都市には、必ずいるんだよね、こういう人。
ちょっと小太りで、よくしゃべる人。ここは暑いんだから、もう少し涼しいキャラクターでいてよっていう人。

1990年代の初めから、だんだんファミリー向けの都市に変貌してきたというラスベガスの街を見学しま〜す。 いいよ、そんなのは。 所詮、無料で見学できるイベントなんて、たかが知れてるだろうし。第一、暑いし。

で、一通りアトラクションなんか見て、ホテル(ベラージオだぜ!)に戻ってきたのが12時前。
この時点で、ソルトレイクシティで離れ離れになっていた我々の荷物が、よーやく別便でホテルに届いていたのだった。ふう。

バスタブにお湯をなみなみ・・あ、あ、ごくらくごくらく・・・。 で、キチンと剃髪して、体温を下げるために、シャワーブースへ移動。

備え付けのバスローブに身を包み、最後の夜なので、残りのバーボンを飲み干す。ふふふ、よーし、準備万端、いざカジノへ出陣! という時刻は、午前3時!!

えー、ここでみなさんに、ラスベガスカジノにおける、スロットマシーンの必勝法をお教えしましょう。これは、約10年前、ラスベガス在住の女性に教わった方法で。
 当時、25セント(当時約25円)マシーンで、大当たりして約10万円勝利した方法である。

いかにカジノとはいえ、午前3時を過ぎると、客はがぜんまばらになる。この時間帯以降が狙い目。
スロットマシーンコーナーには、そこを管理するおばさんがいる。そのおばさんと、まず世間話をするのである。彼女も暇なもので、すぐなんやかや喋り出す。フロアマネージャーの目を若干気にしながら。 十分、打ち解けたら、今晩、出の良いマシーンはどれかと尋ねる。もし、大当たりが出たら、10%を情報提供料として払うから、ということもちゃんと伝えておく。 こうすれば、彼女は「今晩は、このマシーンが調子いいみたいよ」と、さりげなく教えてくれる。 あとは、そのマシーンに金と時間を注ぎ込むのみである。

で、10年前は、それから1時間ちょっと後に大当たりが出た。彼女に10%を戻したら、これで孫にクリスマスプレゼントが買ってやれると喜んでもらえた。双方が喜ぶハッピーエンド。

彼女等はカジノの経営者じゃないし、ましてやお客さんが大当たりしたら副収入が入るんだから、必ず「得する情報」を教えてくれるハズ。

で、今回の話に戻るけど。スロットマシーン管理おばさんが教えてくれたのは、なんと10ドルマシーン。一般人が入れるカジノでは、最高賭け金額のマシーンである。一回のガッシャーンで1250円・・・・。 10年前、25セントで10万円ゲットしたんだから・・・10ドルマシーンだとその40倍=400万円かー! 当時よりドル高だから、500万円かー。くぅ〜〜〜。

でもでも。 当時ですら、大当たりまで持って行くのに、1時間かかったんだから・・・。10ドル勝負をしてたら、当たりの波がくる前に、軍資金が底をつく可能性のほうが高くないか・・・。

え〜〜い、ままよ、手持ち200ドルだけの限定勝負! もし、なくなっても追加投入はしないという堅い意志で。なんせ、禁煙してるという堅い意志は持ってるんだし!

じゃ〜〜〜ん! ものの五分で勝負はつきました。 あっけなく・・・。

大勝負に負けて、すぐ部屋に戻るのもいやだったので、ポケットの小銭で五時半頃まで遊び、部屋でインターネットをちょろちょろとして、6時半に朝食を食べに。(さすが、コーヒーショップは24時間オープンしてる)

あ、そうそうこのホテルだけ、フロアごとに喫煙フロア、禁煙フロアが分かれており、喫煙フロアの部屋には灰皿あり。カジノでも喫煙OKコーナーあり。だった。

このホテルは3,4年前に建てられた、最新設備を誇る豪華ホテル。ここもクレジットカードで登録しないと長距離電話がかけられない設定になっていたが・・・・。ここでは、部屋代の清算時に、ちゃんとインターネット接続料をとられた。約7ドルだったかな?