独り言
そういえば、最近音楽を聴いていて、あまり歌詞に
執着していないなあ、と ふと思った。
新CDを最初に聴く時でも、歌詞カードで確かめながら
聴くってことしてないし。 要するに聞き流してるって感じ。
例えば、ジョアン・ジルベルトがつぶやくように唄う歌は
ポルトガル語だけど、なんとなくその意味が解るというか、
感じ取れている「気分」になってるから、それ以上は
追求しようとも思わないし。
昔、曲を創ってた頃は、好きなアーティストの新アルバムを
買ってきたら、聴く前にまず歌詞に目を通して 情景を想像
しながら、メロディを想像してみる、なーんていう楽しみ方を
していたこともあったのに。
なんとなく、曲全体の情景がわかればイイやと、文字通り
「音」(メロディ、演奏、唄い方や声の質など)を漠然と
「楽」しんでおり、歌詞の一字一句を聞き逃すまいとして、
耳をそば立てて聴いているわけではなかった。
と、ここまで打ち込んできて思いだしたけど、そういえば昔の
洋楽(オリジナル盤=輸入盤)には、歌詞カードなんて
付いてなかったなぁ。
だから、洋モノの楽曲をコピーする(ギターでいうコード進行
とか、歌詞とかを書き留めて、原曲のようにプレイできる
譜面をつくること)ときには、何回も何回も原曲を聴きながら
英語の歌詞を仕上げていくんだけど。
どうしても聞き取れない部分とか、意味の分からない語句を、
ネイティヴの奴に教えてくれと頼むんだけど、その内の半分
くらいは彼でも解らないというんで、そんなネイティヴのくせに
バカなーと思ってたのであった。でも、
ちなみに、日本から送られてくる(米国留学中のハナシ)、
紅白歌合戦のラジオ中継の録音テープをきいて、たとえば
森進一とか北島三郎とかの歌詩を書き留めようと思ったけど
やっぱり、一曲につき3〜5カ所は書き取り不能なわけで。
だいたい使用する語句が限られているハズの演歌で、こう
なんだから、横文字が入っている当時の若手の歌の歌詞
なんて、アナタ、書き取り不能だらけなわけでした。
これほど、歌詞なんて聞き取り不能なモノなので、そんなに
重要ではない、と言いたいわけではありませぬ。
なんか、独り言のくせに 長くなっちゃって。
日本語のラップが出てくるずーっと前に、サザンとか、
ミスチルなんかは洋モノの歌詞みたく、「韻」を踏む形式を
楽曲に取り入れたりしてたけど。
それとは別に、サザンの「愛の言霊」なんて、日本語が
フランス語に聞こえるような工夫がしてあって、う〜む、
さすがやのうと、あらためて感心したりしたもんだった。
うーーん、なにが言いたかったんだろ?
あ、そうそう。 EGO-WRAPPIN`の新CDの歌詞カードを
見ながら、曲を聴いていて、えーっ、こんな歌詞だったのぉ
こんなふうに発音してたのぉ、と びっくりこいたのだった。
というひとりごとをさらっと打ち込もうと思っていたら、
どんどん話が膨らんでいってしまったのでした。 ははは。
P.S.(←ひとりごとに、こんなもんあるのか?)
壁からの水のしみ出しも、23日の夕方にようやく修まった
のでした。安心したのに、もう台風24号かよ〜!