エキストラ三昧

8:45 神奈川県下の某スタジオ入り。20才代〜50才代以上の男女90名が本日のエキストラ。寄席の客役だ。一応、インターネットのHP上で募集しているだけなので、いくらなんでも60才以上のお年寄りはいないんじゃないか、と思っていたら、いやいや、いるいる。明らかに70才以上と思われるエキストラの人々は、みんなどこかで見たことのあるようなお顔。エキストラ役のプロらしい。かつては役者さんだった人なのかなあ。

さっそく寄席のセットにゾロゾロと移動。まー、最近の映像系の現場には坊主頭が多いらしいという情報は掴んでいたが。。。。フロアディレクターがまずスキンヘッドだった。大道具さん、小道具さん、カメラマン補、それぞれに剃ってはいないまでも坊主頭がウロウロ。うはは。そんな中をAD補みたいな人が、座る席を指示していく。最初の席は舞台に向かって前から3列目の一番左。登場する俳優は、塚本クン。花のあるカッコ良さだなー、うん。

当然のことながら放送前なので、どういう内容なのかは触れられないけど、寄席の場面は、基本的に裏表二回収録するのだ。まずは噺家を正面から(時には観客の後ろ姿、というか後ろ頭を含めて)、つぎには噺家の後ろのふすまを開け放って、噺家の後ろ姿越しに観客の反応を録るというもの。

で、観客の正面から録る「絵」はいいんだけど、後ろから録ると、やはりスキンヘッドは問題があるらしく。暗い画面の中で ひと頭部分だけ明るいんだからね、バランス的に悪いと移動させられるわけで。今度は毛糸の帽子持っていこうっと。

というわけで、朝9時から夕方5時まで、昼休みを除いてほとんど待ち時間もなく、各シーンをどんどん収録していく(ランスルー、カメリハ、本番と)ので、エンターテインメントとしてみるとこれだけ素晴らしいプログラム?はないなあというのが実感。塚本クン、長瀬クン、尾美サン、良○サン、南△クン(←まだ出演が発表になってなかった?)、などの演技が目の前で見れたんだし。(サダヲ、ぶっさんの竜兄弟は、後ろ側のセットでそばを食うシーンを撮っていたらしい、ちっ)

今回の収録が、連ドラの何回目の放映分になるのかも明らかにされなかったけど、今度の連ドラは一話完結型で、一話ずつリンクする落語があるらしいから、あ、これだったんだと放送前週までにはわかるでしょ。 あー、スタジオを出てからまた寒気がしてきたなんて、ほんとエキストラのプロになろうかしらん。