埋葬

なんとか体調も戻ったし、風も店が休みで家にいるので、ライの骨を庭に埋葬してやろうということになった。庭のどこがいいんだろうと家族会議。まあ、庭には蚊が多くて、そんなに庭が好きじゃなかったんじゃないのかという意見も出たが、埋めるには庭しかないということで。

南側のサクラの木の根元に埋めて、毎年咲く花にライを思う。。。のはいいけど、サクラの根元は通路見たくなっているのでみんなに踏んづけられるから相応しくないだろう。 よくライが足を上げてオシッコをひっかけていた(アメリカン)デイゴの木の根元は。。。わざわざ庭に降りてそこまで行かないと居室からは見えない場所なので、ライがさびしがるだろう。

じゃ我々の寝室(=ライの犬小屋があった場所) に一番近い位置にある桂の木の根元に。ここなら寝室からも、階段の途中からもいつも見ることができるからと。妻が穴を掘り、ボクが骨を配置し、風が土をかけた。それを見ていたテンカイも何となく解ったのか「くぅ〜ん」と泣いたりしていた。今まで骨壺の隣に供えていた、大好きだった恵比寿の缶ビールを、もう思いっきり飲んでいいぞと半分くらいかけてやっているときに、また涙がでてきちゃって。うう、不覚。

庭に埋めたのは、頭蓋骨や足、肩甲骨など、大きめの骨のみで、あとの小さな骨は細かくして、いつも散歩に行っていた茅ヶ崎の海にこっそり撒いてこようと思っている。