皮膚科にて

物心ついたときから、アトピー性皮膚炎と言われ、
それこそ食事制限やら血管注射やら紫外線放射やら、
いろんな治療法をやらされてきた。

夏になると汗かいて、冬になると乾燥して、手足の
関節の内側や首周りがかゆくなるアレである。

今年も本格的?になる前に病院にでも行くかと思っていたら、
ちょうどいい具合に、駅のそばの行きつけの居酒屋の並びに
皮膚科が新しくできたので行ってみた。

土曜の朝にしてはガラガラなのと、先生の説明がていねい
なのもよかったが、何と言っても看護婦さんが直接 薬を
塗ってくれたのにはびっくりした。
このくらいに薄く伸ばして塗ってくださいね、とか。。。
うう、感激っ! (看護婦さんは若くはなかったよ、念のため)

皮膚科で こんな治療をされたのは何十年ぶりだろう?
確かに子供の頃は、先生が直接手でさわって診察して
くれていたなーと、しみじみ想い出してしまった。
っていうか、こんな病院に巡り会ってこなかっただけなの?

そこでもらってきた小冊子に、「今から30年程昔は、大きく
なれば自然に治る子供の病気と考えられてました」なーんて
書いてあって、おお、確かに オトナになるまでの我慢だからね
と言われ続け、大学生になっても ああ、まだ治らないのは
大人じゃないからなんだと思ったことも想い出しちゃったり
したのだった。