ヤラレた
長塚圭史作・演出の舞台「LAST SHOW」を観る。
今、一番評判な若手演劇家だけに、かなり期待値を
上げて臨んだんだけど、かんたんにそれを上回ってしまった。
やるじゃん、長塚京三の息子よ。
俳優が実力者揃いだったこともあるけど、それにしても
観た後の満足感は、ハンパじゃなかったなー
久々に観た舞台上の風間杜夫の圧倒的存在感。
最近観続けてる古田新太のコミカルな演技と新感線的な
重厚な演技の妙。はじめて舞台で観る永作博美の顔の
小ささと評判どおりの演技力。
長塚世界に初参加のこの三人に、常連の実力者三人が
絡む狂気の世界を前から2列目で観るパルコ劇場。
観ていて、「うおっ」と思わず声を出してしまうような、
びっくり演出が二度。 う〜ん、これにはヤラレたし。
重たいテーマなのに、うまく笑わされ、やっぱり泣かされた。