「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」

以前の日記に、稲○吾郎が出演するために表題の舞台のチケットがプラチナ化し、一般の演劇ファンが入手する事が非常に困難になってしまった実態を書いたが、なんとかヤフオクで、前から2列目の席を+1000円で入手できたので、表題の舞台を観に、シアターコクーンへ足を運んだ。

なんと、観客の95%が女性であり、そのうち約7割は肥満体であった。
うーん、これは今放映中のTV番組の影響なのか?
彼女らは、休憩時間になると、我先に地響きを立て、トイレめがけて走り出すのであった。

大竹と段田の迫力あるセリフの応酬は想像以上に凄かったが、大竹と稲○との濃厚なラブシーンを見つめる彼女らの威圧感も凄いものだった。

舞台が終わっての帰路で彼女らは、「せっかくいい席をとったのに、あんな残酷なシーンを間近で見せつけられるなんて。。。」とか、「中居くんの番組で大竹さんを好きになったのに、もう大嫌い」とか、口々に不満をぶつけあっていた。

そんな「鑑賞」しかしていない観客がほとんどをしめる中で演技をした大竹、段田、ともさかの胸の中を思わざるを得なかったが、すばらしい舞台だった。