「ウィー・トーマス」

ご存知、今をときめく長塚圭史が演出した翻訳劇の再演版。
前回公演では、「今までで一番、血糊を使った舞台」として
有名だっただけに、興味もあって素直に観てみたいと。

でもさすがのケーシ演出でも、出演者に集客力のある目玉が
いないと、パルコ劇場ですらフルハウスにできず、かなりの
空席が目立った。(土曜の昼なのに、かなりの客が遅刻して
開演後に席についていたし)

血糊は思った程の量ではなかったが、4人と2匹が殺され、
解体されるというグロさ加減は、耐えられない人には、
耐え難いシーンの連続だったろうが、テンポよいストーリー
展開とキムニイやんのとぼけた標準語での演技と、最後の
オチが、心地よい、いい舞台だった。

さすがに、直後は ソーセージやら生肉は、食べたくないと
感じたが。