新感線「犬顔家の一族の陰謀」 ネタバレややあり

劇団新感線の看板路線とは違った、全くのスーパードタバタネタもの路線の出し物の久しぶりの新作で、「犬神家の一族」のパロディであることが一目瞭然なタイトルとあらば、見に行かざるを得ない(笑)。サブタイトルが「金田真一耕介の事件です。ノート」とくれば、「デスノート」もついでにパロっていることがわかるし。

まあ、「ここまでやっちゃっていいの?」というギャグの連発で、それを笑いの実力者たちが体力使ってアドリブも交えてやるわけだから、まさに抱腹絶倒になるに決まってる。あ〜苦しかった。笑いすぎると涙も出てくるし。

そんな新感線に初参戦した若手実力俳優の勝地涼は、休憩時間もロビーで歌を歌っちゃう(歌わされる)サービスもあったりしてるけど、なんとパンフの勝地クンの紹介文書をキョンちゃんが書いているのだった。わお、ラッキー。

舞台、映画、映画と三作を共演してきて、心強い共演者であることを紹介しているんだけど、最後に、ここからが本題として、「舞台の楽屋で「キョンキョン、やっぱりカワイイねぇ!」と言ってくれたチョイ悪オヤジ風のお父さまはお元気ですか?くれぐれもよろしくお伝えくださいませ。」という文章に、そうかやっぱりキョンちゃんは、チョイ悪オヤジが好きなのか〜と喜んでいたら、違うわよ、勝地のお父さまだったから当然かっこ良かったのよと突っ込まれそうだけど。

その勝地は、終幕後の何度かのカーテンコールの最後に、共演者からワゴンでバースディケーキを持ってこられて、一日早い21才の誕生日を会場全体で祝ってもらっていた。まだ21才かよっ!