John Lennon Museum

「さいたま新都心」という妙な名前の駅のそばで仕事があり、それが早く終わったので、さいたまスーパーアリーナのほうへ歩いていくと、その中にジョン・レノンミュージアムがあった。

そういえば、そんなようなものが埼玉方面にできたらしいことは知っていたけど、なんのゆかりがあって埼玉なのかが、全然わからなかった記憶がよみがえってきた。どうでもいいけど。

入場料1500円を払うと、ガイドブックなる小冊子がもらえる。漢字には読みがながふってあり、小学校低学年でも解るようになっている。イマジンの詩を読んで、話し合ってみよう、とかおせっかいな部分もあるけれど。

中に入ると最初に、ジョンの生誕から死までを7分間でまとめた映像を見る。うん、よくまとめられている。

展示物は、サージェントペパーズのアルバムで着ていた衣装とか、ビートルズ後期まで使用していたリッケンバッカー(ギター)とか、大衆受けするものの他に、完成作品とは違うバージョンの手書きの歌詞原稿とか、軽井沢で愛用していたパナマ帽とか、マニアが喜ぶ品もたくさんあり、半日いても飽きないだろうなーと思った。

出口の直前の部屋では、ジョンの作品から抜粋されたメッセージが真っ白い部屋に散りばめられており、それを椅子に座って見ながらジョンのスピリットを静かに感じられるようになっている。なるほど。

久しぶりに、いいものを見たなと思ったが、なぜさいたまにあるのかという説明は、やっぱりどこにもなかった。