イライラするのなら、乗らないでいてもらいやしょう。

暴風の中、ダイヤも一時間遅れであり、電車もかなりな徐行運転の座席に座って、イヤホンからの東京事変を聞きながら「失われた時間を求めて」のパンフにある中山のインタビュー記事を興味深く読んでいるときだった。
耳にイヤホンをしているのに、明らかに解る男の怒った大声。「ん?何がどうしたの?」と聞き耳を立てると、あまり混んでいない車内で、OL風女性のショルダーが、男に何度か当たったとか、男が文句を言ったのにそれについて女が何の対応もしなかったのかだの、そういう言い争いの声が、イヤホンからの音楽の音量を押さえて耳に入ってくる。
もしもし、電車内でケータイで話をしないようにする「マナー」は、周りの人に「大声発信」の迷惑をかけないためのモノのはずなのに、言い争いをしている男女二人は、明らかに周りに迷惑をかけている音量の大きさを発していることに気づいていない。か、気づいているのに止められない。
あ〜、なるほど、この男女は電車が遅れてイライラしているんだろうなーと、観察すると、少なくともこの男性(30代後半〜40代前半)は横浜から乗り込んできた奴だということが解った。で、おそらく女性も横浜組。
そもそも東海道線は、例えば茅ヶ崎から一時間かけて東京まで移動する中距離の交通手段なわけで。横浜から東京を目指す通勤客は、京浜東北線や、京急などの各駅停車の路線を利用すべきだ!というのが持論のボクは、またまた考えてしまった。
少しくらい電車が遅れたからといって(本当の原因はしらないけど)、ぎゃーぎゃーうるさいヤツらは、東海道線を利用しないでもらいたい。東海道線=湘南電車は、沿線住民の(利便性だけではない)夢と希望を乗せて走っているんだからさ〜。湘南電車の中でよく腹立てている人物は、近距離利用客なんだよね〜。