小泉今日子SPECIAL BAND

会場のある海浜幕張駅には9時5分頃着。そこからマリン会場まで徒歩で行くルート上に、ダフ屋のおじさんがいっぱいいる。「余ってる券買うよ」と「券ないひと、あるよ」の両タイプ。さすが、チケットが売り切れたイベントだけあるなぁ〜と感心。
マリン(スタジアム)会場の入口で、チケットと交換でリストバンドをつけてもらう。そのまま、即、ISLAND STAGEへ。お!なんとこのステージは観客席も含めて全体がテントの内部にあるじゃないか!炎天下の観客席を予想していたので、ラッキー。日焼け止めをたっぷりと塗ってきたけど、ま、いいや。最前列を確保した友人に合流したのが9時25分くらい。
9時50分頃から、バンドメンバーが出てきて楽器の音調整。ASA-CHANG、かっこいい〜。田中さん でけぇ。田澤さんと浜謙、かわゆい〜。
開演の1時間半前の10時には、もはや会場は半分以上埋まっている。10時15分にスタッフから「会場が混み合ってきたので、恐れ入りますが立ってもらえませんか」と呼びかけに、会場内に座って待っていた観客が一斉に立ち上がり、前に詰めにくる。開演30分前には、入場規制がかけられたようだ。
開場から開演までの2時間以上を、ビール2杯ですごした開演まであと3分ごろ、観客から催促の手拍子が始まる。11時半きっかりにバンドメンバーが再び、ステージ衣装に着替えて登場!ついですぐに「コイズミでぇ〜す!」とキョンちゃん登場。無造作にロックっぽくアップにした髪がカッコイイ。豹柄の衣装もフェスっぽいし。下半身は恋する妊婦でお馴染み(笑)のグレーの長いレギンスに、緑でウェッジソール部分が黒いバンプス。
「たまにしかライブやらないんで緊張してまーす」と謙遜気味だったけどオープニングの「艶姿ナミダ娘」(Ballad Classics IIのスローバージョン)が始まるや、キョンちゃん自らノリノリで押してきた。
月ひとしずく」での観客を煽る手拍子を頭上で大きく叩くとき、二の腕が引き締まっているなと感じた。いつだったかのように、二の腕がぷるぷると横揺れしていない。それにしても「♪月ひとしずくぅ〜」の時に人差し指を立てて、腕を天に突き上げるポーズがあまりにもカッコよく、見ていて気持ちよかった。
3曲目は「東京ディスコナイト」。数あるヒット曲の中でなんでこの曲を選んだんだろう? Pussy!子猫みたいにぃ〜という歌詞のグーグーつながりなのかなどと思っていたけど、この曲のハイトーン部分を歌うときの声のノビとツヤ、素晴らしかったよ〜。気持ち良さそうに高音が出せるのは、まだまだライヴシンガーとしてやっていける証でしょう。
4曲目は、バンドメンバーとレコーディングした(らしい)新曲で「小泉今日子のブギウギブギ」。最初キョンちゃんが曲名を紹介したとき、全員が「??」な印象だったに違いあるまいて。ネットで確認できるまで「小泉今日子のなんちゃらブギウギ」と記そうと思ってたくらい、よく聞き取れなくって(笑) ポップでキャッチーなブギのリズムに、キョンちゃんの私生活暴露的な歌詞なので、久々にシングルカットしてもいけるんじゃないかと。でもキョンちゃんはプロモーション活動はやりたくなさそうだからなぁ〜。とにかく一発で好きになれる曲だよ、乞うご期待!
ここでメンバー紹介して、公募で選出された21名のブラスセクションをステージ上に並ばせた。(三百名以上の応募者の中から選ばれた21名の人々は、お揃いの小泉今日子SPECIAL BANDのメンバーTシャツを着て満面の笑みで勢揃い。ほしいなぁ、そのTシャツ・・・
最年長の56才のおじさんだけ、Tシャツをズボンの中に差し込んでベルトをしていた(笑) やっぱり「なんてったってアイドル」は、盛り上がるべくして盛り上がる名曲だな。特に観客との掛け合い部分と、ブラス隊の迫力は凄かった。ほんとにお祭りみたいなエンディング曲。ライヴで歌ったのは15年前の「ハプニング集会」以来だというけど、それ、福岡でちゃんと聴いてるし〜♪
終わったら、「さ、皆、かえろっか」と言ってあっさりソデに引っ込んだキョンちゃん。ある意味、潔いというか、タンパクというか。。。
ぴったし30分で終了しアンコールもなかったけど、内容的に大満足!キョンちゃんのステージだけで帰ったとしても、1曲3千円なら高くないと感じちゃったくらいの満足感を胸に、余韻に浸っていたのだった。(サマソニのチケットは一日券が15,000円)

あとは腑抜けのように各ステージを回遊し、ペインティングしているかおかおパンダに挨拶して、あっさりと退場。出たところで「もう帰るならリストバンド買うよ」のダフ屋のおっさんが。なーるほどねぇ。
まあ、とにかく素晴らしいライヴだったな。うん。11月に出る予定のアルバムも、相当高いレベルのものが出来つつあると期待しちゃおう。