横浜トリエンナーレ〜キョンちゃんクラブライヴ

当然に開演前から、一枚で二日入れる前売り券を購入して、行こう行こうと思っていたのに、マラソンが終わるまで行けなかった横浜トリエンナーレ
秋晴れのいい天気だったのと、会期が今月中なので、もう後がないので、午前中から横浜港の埠頭あたりへぶらりと妻と二人で出かけた。
なんか今回は、ビデオやらの動画フィルムを上映しての作品が多い(ように思えた)が、やっぱりトリエンナーレの醍醐味は、ランドマークタワーの側面に巨大なバッタを取り付けちゃうとか、一目でびっくりするような大規模なプレゼンテーションじゃん!と期待しちゃってる我々にとっては、なんだか物足りないのだった。
一番鑑賞したかったYOKO ONOの作品も、今回は映像だったが、やっぱり45年前で20代の彼女の美しさは、それだけで衝撃的なほどインパクトがあったぜ、うん。
三つの会場をしっかりと歩いて回って、遅いお昼を食べようと立ち寄った横浜ワールドポーターズの飲食店は、どこも長蛇の列だったので退散。仕方なく関内駅前の讃岐うどんチェーン店で、なぜか天ぷらそばを食ってしまった。
一旦家に帰って夕食を食ってから、またまた東海道線に乗って一人夜の渋谷へ。24時から始まるClub Asiaのイベントに出るキョンちゃんを見るために。しかしこのクラブへの入場時のボディチェックの厳しさにはびっくり。
テロ直後の国際空港かと思わせるような、カラダを執拗にまさぐるボディチェックに、カバンの中身を容赦なくひっくり返して懐中電灯でチェックする。一昔前のドラッグチェックかと思わせるほど、執拗なチェック体制を知ったら、こっちだって本気になるぜ(笑)
意味もなく?対抗して、持っていたデジカメを通過させることに成功。中で写真撮る意志などはなかったので、ほんとに無意味な抵抗だったんだけどね。
中に入って、ドリンクを頼み、メインステージへの入口が開くのを待つ。タバコで煙い、が、仕方がないか。周りを見渡すと、確かに我々が「アウェイ」な感じがするのは否めない。
なんとかステージから3列目くらいの位置を確保して待っていると、暗闇の中からキョンちゃんと藤原ヒロシとベースとキーボードの4人が登場。周囲からは「かわいい〜〜」の声の連発。暗い中で自らのへりくだりMCで、「lalala」から静かにステージが始まる。キョンちゃんも藤原も椅子に座って譜面を見ながらの演奏。
いっそのことアンプラグドにしちゃえば、それなりのカッコはつくのに、そこまではできない演奏力のなさが、ちょっと寂しいかも。でも、新CDのプロモーション活動としては、サマソニでの「小泉今日子のブギウギブギ」以来、一度として同じ曲を演奏してきていないのは、アルバムとしての完成度の高さの自信の現れなのだろうか?(それとも単にバックバンドのスケジュールのせいか?)ということで「美しい世界」を。これは佳作だ。
「ラブバラ」とか、藤原氏との曲をやって、最後は松田聖子で有名な「Sweet Memories」をカバー。それなりにはよかったけど、終演後はあっさりと退場。
それから2バンドの演奏を聴くが、あんまり興味のあるサウンドではないのと、ダンシングフロアで結構満員なのに平気でタバコを吸う馬鹿者(タバコを手にしながら踊るな!)とそれを注意もしない小屋側の体制に耐えられず、午前3時ごろ渋谷を離れ、ケニヤが働く代々木上原の店に移動。
カラオケで盛り上がるお客さんたちに、ケニヤから「オレのオヤジで〜す」と紹介されたら、盛り上がらずを得ないっしょ(笑)。でも、カラオケでデビッドボウイを歌う若者は、初めてで、5時まで自然体で盛り上がる。
代々木上原からの始発が5時7分なので、これは深夜にタクシーで茅ヶ崎まで帰るより、ずーーーっとお得なコースだな。茅ヶ崎駅前で吉牛食っての、正しい朝帰り。