KOIZUMI KYOKO with Her Friends

SWITCH ON LIVE 2008 〜NEW ALBUM "Nice Middle" RELEASE PARTY〜と名打たれた赤坂BLITZでのキョンちゃんライヴ。
1Fのオールスタンディングが我々一般入場者で整理番号順の入場。フルだと1200人くらいだけど、千人未満じゃなかったかな? 2Fのシートが関係者席(有名どころでは、こぐひでさん、YOUとか)

結論を先に言うと、入場料とって歌を聴かせるプロならば、もっと練習しなきゃだめだ。少なくとも自分の持ち歌なんだから、最低限、歌詞は覚えてこいよな。2001年8月のようなファンクラブの集い(無料だったよね?)であるならば、ご愛嬌でタテ笛間違えても「それがまたかわいい」でいいけれど。
林檎の圧倒的な「現役プロ」としてのパフォーマンスを体験してから、キョンちゃんの感想を書くのは、甚だ面目ないけど、これは際だった印象なので仕方がない、というか、二人のアーティストのライブを連続して体験してしまった「両方のファン」としての印象を、書き留めておきたい。
特にキョンちゃんファンサイトでは、「ライブをやってくれてありがとう」的な賛辞メッセージが大多数なことにたいする、アンチテーゼとしての意味も、ボクだからこその愛を込めて。てへ。
と書いたモノの、やっぱり「歌手・小泉今日子」には、完璧を求めちゃイケナイような気がしてきた。というか、「極度の緊張しい」であることを理解しつつ、緊張の中で危なげに歌う「小泉今日子」を、バンドも観客もそれを楽しみながら見守る〜というのが、正しい付き合い方なのかもしれないな。
ステージ上でテイク2をやってしまうという、プロの歌手としてはあり得ない失態も、キョンちゃんがやれば、2階席からYOUが「はじめてだからね〜!」とかけ声をかけて、それをステージ上のリリーフランキーが「あ、いまの声の人、ぼく知ってる〜」キョンちゃんも「あたしも〜」と応えて会場の気分が和らぐといった「状況」を観客として楽しむ〜というスタンス。
歌詞がスムーズに出てこなくても、その不安なステージをハラハラしながら見守ることも「楽しみ方の一つ=入場料の一部」として割り切っちゃえばいいのだ。そう、割り切ろう。
その不安感を楽しむスタンスは、キョンちゃんの舞台にも応用できるな。どう贔屓目に見ても、キョンちゃんは舞台女優としては、まだまだ駆け出しの域を出ていない演技(発声も含め)だから、ハラハラしながら暖かく見守って行かなくちゃということだな。

というわけで、ステージの模様の備忘録。
トップバッターは大橋トリオ。最新アルバムの中から「The Music Around Me」と「Happy Trail」を軽やかに。でキョンちゃんの「my sweet home」を大橋流のアレンジで歌い流す。いい感じ。
そこでキョンちゃん登場し、今回のミュージシャンとして唯一ナイスミドル世代じゃない大橋クンを紹介しつつ、「あなたと逃避行」を。
ここでステージセッティング交替作業で10分休憩。
続いてはTOKYO No.1 SOUL SETが登場。これも最新アルバムから「Please Tell Me」(だったかな?)を熱演・熱跳し、キョンちゃんを呼んで「Innocent Love」を。ビッケが六本木のドンキで買ってきたという幼稚園児のコスプレで、「今日の約束」を。ちょっとキモかったな。
セッティングチェンジの後、リリーフランキーとドラムスの二人組。オリジナル曲のタイトルは忘れたけど、続いてキョンちゃんの「半分少女」を熱唱(原キーか?失笑)。キョンちゃん登場させ、無理矢理「半分少女」をワンフレーズ歌わせてしまう。これは、よかった!
つぎの「Bye Bye」で前述のハプニングが。予定にはない「半分少女」を歌ったモノだから。。。と言い訳していたけど、理由はどうでもいいんだよ(笑) 
つづく