オバマのドラマ 1月20日

第44代米国大統領就任式(ワシントン20日正午過ぎ=日本21日午前2時過ぎ)の映像を、どうしてもオンタイムで見たくて、TVの前に座り込む。日本酒のぬる燗を呑みながら。
アレサ・フランクリンの歌で圧倒され、既にじ〜んときちゃって。今までに数十回以上も聴いたことあると思うけど、こんなに素晴らしい歌だったと感じたことはなかった!
就任演説は、米国や世界が直面する厳しい現実を見据えてどっしりと地に足をつけた上で、アメリカが何をすべきなのかを説いた冷静なモノだった。期待された鼓舞するような魅力的なフレーズは、結果として使われることはなかったが、素晴らしい内容の演説だった、とボクは思ったし、それをしっかりと受け止めている聴衆の映像が印象的だった。
せっかくの美声の演説なのに、ンHKでは同時通訳の声をオフできなかった(ほんとはできたのか?)のが、非常に残念だったなー。でもあの数の聴衆の画像にWOODSTOCK(1969年夏)のロックフェスティバルに集まった観衆を想い出した米国民は絶対にいただろうなーと、想ってみたりした。
米国民だけでなく、全世界が注目し期待している「救世主=オバマ」と共に、新しい時代の我々の責任を果たして行こうと気持ちを新たにできた早朝だった。
あの画面を見て、日本の政治家は何を感じたのだろうか? カンニングペーパーなしの自分のコトバで18分間話し続けられる総理大臣はなぜ日本にはいないのか、未曾有(みぞゆう)な現職に問うても空しいことなんだろうなー。
首都圏からみれば田舎な茅ヶ崎では、宅配の朝刊には就任式での演説の記事はなく(早朝4時半ごろ宅配)、通勤時刻に茅ヶ崎駅前で、演説の全文訳が載った「号外」が配られていた。