やっぱりおかしい、と感じたこと 5月6日

「環境に優しいETC車載器を取り付けると年間約11kg(樹木1本が1年間に吸収するCO2に相当)のCO2が削減できます」と首都高速道路(株)は、2年前の7月に堂々と発表しているけど、これは高速道路はほとんど利用しない我家のようなクルマオーナーには、全くあてはまらないことは明白なのに、なんの追加説明もなされなかったような。
このGW中には、ETC取付車の高速道路1000円制度なるもののマスコミにおける解説&普及により、全国の高速道路に大渋滞が発生したのであった。これって、全世界的に普及しようとしている「CO2削減キャンペーン」とは、ベクトルが180°正反対をむいてるという指摘は、すでに様々なサイトやらで追求されているけれども。(逆に、1000円を最大限利用するための高速道路の使用法といった、主従を混同したマスコミ情報も目立っていた)
「高速道路の上り大渋滞」のニュースを見るにつけ、景気の上昇を目指した高速道路1000円制度は、果たして世界の先進国を自負している(していないか?)日本国が選択すべき「手段」であったのかどうかは、これを機会にもっと深く議論されるべきだろうと思わざるを得なかった。(その日本国が選択してしまった「手段」に、いとも容易く便乗してしまう、「自分さえ良ければ、世界はどうなっても良い」という一般的な日本人の行動判断を含めて)
あとTVのニュースを見ていてもう一つ。海外に旅行に出かけて帰ってくる日本の家族客のうち、家族揃ってマスクを付けている人たち。外国ではマスクをしないでいて、飛行機に乗って日本に着陸する直前にマスクをつけたとひょうひょうとインタビューに答えているけど、それって何? 自分たちが「何も考えていないおばかさん」であることをTVを通じて全国的に放映されていることに快感を感じている特殊な人たちじゃなく、ごく一般的な日本人なのだろうか? つくづく、これからの余生を日本で生活することについて、疑問視せざるを得ない現実問題が露呈したGWだったなぁ、と。
雨のためランニングができなかった不満が、こんな思考をさせてしまったわけではないよん。