「だから演劇は面白い！」 12月14日

言わずと知れた、シス・カンパニーの社長兼プロデューサーである北村明子さんが、野田秀樹との出会いから、夢の遊眠社の役者のプロデュース〜NODA・MAPの立ち上げ〜野田との決別を、興味深く語った新書。
読んでみれば、ごく当たり前のことしか書かれていないハズなのに、それで成功してしまったのは、それまでの劇団経営があまりにも杜撰だったからかもしれない。
「私が観たい舞台をつくる」というコンセプトの下、手がけた舞台はすべて黒字という揺るがぬ実績は、業界ではすごいことらしい。
興行成績はともかく、確かに北村さんが観たい舞台というのは、一舞台ファンであるボクをして「観たいと思わせる」舞台が多いのである。キョンちゃんと小林聡美の「おかしな二人」が、彼女が野田氏と関係なくプロデュースした初めての舞台だったのも好感度。
なるほどなぁ〜。興行の成功を考えるなら、キョンちゃんの舞台登場は、興行成績に確実にプラスに働くわけだし。
舞台の裏側も少し解ったりする、舞台ファンには必見の新書だよ、お立ち会い！

だから演劇は面白い! (小学館101新書 50)

彼女はボクより4年先輩な元女優さんです。
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=58906&userflg=0

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