「シダの群れ3 港の女歌手編」 11月14日

渋谷コクーンへ、キョンちゃんが出演する舞台を観にいく。若松了の任侠シリーズ「シダの群れ」の第三作目の港の女歌手編。
岩松了の舞台にキョンちゃんが出るのは、「隠れる女」、「シブヤから遠く離れて」、「恋する妊婦」以来の4作目だ。それぞれ3〜4回ずつ観てきたけど、とにかく難解な戯曲で、一回みただけじゃ到底理解できない。
で、シナリオ本を買って読み込んでみた結果、岩松戯曲は理解しようとしないで「感じる」ことが重要であるという結論に行きついたのが、「シブヤから遠く離れて」だったかな。
男たちの、時に唸り、時に怒鳴るような任侠セリフが、耳にここちよい。対して、キョンちゃんは相変わらずの声量不足も相まって、あばずれ女風のイントネーションが、やや耳障りな印象。
春子のあばずれ感はよかったのに。やっぱり、映像向きで、舞台向きではないということなのかな? でも、あのコステュームとくるくるなヘアースタイルやストッキング&超ハイヒールは、妖艶だった!
関係者席にクドカンがいた。幕間にあくびを繰り返してたけど。我々が贈った花は、ここコクーンでは楽屋に持ち込まれてしまうため、見ることはできなかった。
うん、舞台自体は、ぐいぐいと観客を引き込んでいくストーリー展開で、最後まで飽きさせることなく、余韻を残して幕。スタンディングオベーションをするほどでもないレベルだけど、かなり満足した観劇だった。

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