浅野忠信のポスター(43日目)

さすが、Lutherさん。 防犯ポスターのモデルの先輩であったとは・・。ふふふ。

で、今日は、ぼくの防犯ポスターの撮影日。
指定通り、3着の私服を用意していった。

1)ベージュの麻風、開襟シャツ
健さんの映画では、夏には、悪いヤツらは必ず開襟シャツを着ていたでしょ・・どう、悪そうでしょ?・・・→「あんまり、ピンときませんねー」で、あっさり ボツ。

2)紺系の細いボーダーのポロシャツ
ボーダーというと囚人服→みたいなイメージありません?・・「あ、それは着なくていいです」

3)タキシード柄がプリントされた黒の長袖Tシャツ(タキシードに見える)
「うわっ、これ年期はいってますねー」「ええ、ぼくの結婚式の衣装ですから・・。アート・ガーファンクルグラミー賞の表彰式で、コレ着てたんですよ。めちゃくちゃ、かっこよくって。・・・探しました。」「へぇー、それはすごいっ・・・・でも、それ今日は使えませんから。わかるでしょ?」

そんなふうに「ノッて」くれると、すごく助かりまーす・・・。と、撮影スタッフの励ましも、ちょっと虚しい・・・。

結局、今日の通勤着になる・・・。

実は、眼鏡もいっぱい用意してきたんですけど・・・。遠近、中近、老眼のみ、サングラス、などなど・・・。
「坊主さんは、素顔が一番恐いですから・・」

で、KD△Iの浅野忠信のポスターを見せられる。

「こういうイメージで撮りますから・・」 

・・要するに黒い壁に張りつかされて、強いライトで照らされ、強制的に連行される前の写真を撮られている感じ・・。 一言でいえば、囚人写真ということか。

「はいっ、あごをもう少し引いてください、はい、いいですよぉー」バシャッ、バシャッ・・

「目を、くわって見開いて、こっち見つめてください」バシャッ、バシャッ・・

「目は怒ってるんだけど、口元は涼しげな感じで・・」バシャッ、バシャッ・・

「はーい、一度表情 落としましょう、普通に戻してください。 あ、やっぱり、素がいちばん恐いですねー」バシャッ、バシャッ・・

女性雑誌のグラビア写真のように、モデルさんが動きの中でバシャバシャ撮影するのと違って、上半身と顔の位置を固定したままで、表情を微妙に変えての3ロールは、最後は快感であった。

でもねー、「素」が一番恐いとはねー。

ま、わからないでもないですけど、ねー。

8月上旬に、社内に張り出されるそうである。
役得は・・・なさそうでしょ。