バウリンガル

バウリンガルとは、昨年 タカラが製品化した
犬語の翻訳機である。

「うわぁ〜、これ、ぜったいに ほしいぞ〜」的な商品が、
少なくなってきている昨今の市場において、
このバウリンガルは、新聞で読んで以来、ずーっと
欲しかった商品だったので、通販でよーやく
ゲットできたときには、その旨を妻に誇らしげに話して、

・・・・ばかにされた。


でも、実際に商品が届いたら、すっかり夢中になれるのは、

妻だ。  くそっ。

えーっと。
まず、犬の種類を設定する。アイリッシュセッターから
あいうえお順にならんだ50種類の犬種から選択する。
(雑種は、体格の大きさで分類)

そりゃ、犬によって泣き声のトーンとか違うから、
当然の設定なんだろうけど、うん、なんか
本格っぽい。よしよし。

で、泣き声を拾うマイクにあたる小さな器具を
首輪にとりつける。

吠えたら(泣いたら)、手元に持った液晶画面のついた
読み取り機(折り畳み式じゃないケータイ電話を、
五倍くらいデブにしたような大きさ)をONにすると、
人間語に翻訳された犬語が、文字で表示される、という
ものである。


すると・・・

いつもウチの老犬が、
毎朝、ご主人様(=ぼく)が出かけるたびに
「ばうわう」と大声で吠えるのは、

「ぼくを忘れないでねぇ〜」と言っていたのか〜だとか。
(なーんだ、そーだったのか、よしよし。ぼくはてっきり
 「なんでおまえだけ外に遊びに行くんだ、ばーろー」と
 吠えていたと誤解してたぜ)


いつもエサをやる前に、
「わぉ〜ん、わぉ〜ん」と泣くのは、
単純に「はやく、メシくれよぉ〜」と
訴えているだけではなく、

「キミはぼくより強いのかい?」という疑問系だったり、

「ラブラブしようぜー」という「お誘い」だったり、

「ぼくのこと愛してね」という甘えだったり、

実にいろいろ複雑な感情表現が、
なされているんだということに
今更ながらに びっくり。
(さすが、老犬だから、微妙な表現能力を身につけたのか?)

ほんとかー(笑)

うん、でも おもしろいぞー、これ!

あしたは、自分で器具(マイク)をつけて、
バウワウ試して、犬語をマスターしてやろう。

これをマスターしたら、愛犬と犬語で話し合える
というものだ、うん。

おお、ちょっと すごいぞ。

ほんとか〜(苦笑)