YES,YES,YES!
コンサート会場は、横浜の山下公園の真ん前に位置する
神奈川県民ホール。
ダフ屋のオニイさんも、気のせいか こじゃれた感じがする。
会場内の飲食店で、ビールもワインも売っていた。
ちっ、途中のsanksで買ったロング缶を、妻と二人で
アル中の中年カップルのごとくグビグビ飲みながら、
夜のヨコハマの街を、闊歩してきちまったぜぃ。
YESといえば、プログレッシブ・ロックの名を生み出した
伝説的なロックバンドである。
メンバーは、サウンドとともにコロコロ替わっていたが、
今回来日したこの5人が、最盛期のメンバーであろう。
で、ブリティッシュな50代以上のオヤジ軍団は、しっかり
開始時刻に忠実であった。
オープニング曲は・・・
あの3枚組のライヴの名盤「YESSONGS」と同じく
ストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」のアレンジ曲。
メンバーが登場するまでの興奮が、否が応でも高まる曲
なので、我々の結婚披露宴の、最初の新郎新婦入場時の
曲に使用したことを、このコンサート会場で 二人して
思い出したのであった。
とにかく、この期のYESは、あまりにも信じられないくらいに
凄かったのだ。
あのビートルズが、サージェントペパーズを発表して以来、
このサウンドは多重録音などでコンサートじゃ出せないから、
もうライブはやりません宣言をした「時代」に、
リック・ウェイクマンという天才的なキーボード&シンセザイザー
プレイヤーが、レコードと全く同じ音を、ライブで出してしまう
ことが、全くもって「凄い」ことであった。
バンドの構成メンバーのフルネームを諳んじてたのは、
ビートルズ、ローリングストーンズ、ベンチャーズ以外は
このYESと CSN&Yくらいだったもんなー。
でも30年ぶりに遭遇した伝説のバンドはー
頭頂部の後退具合や、下腹部の進出度合いが、しっかりと
中年を満喫していたが、テクニックとあの神の声のような
高音は、うれしいことに健在であった。
アンコール2曲め=最後の曲は、総立ちで踊りまくった
のであった。すげー、すげー。
で、中華街でお食事して、帰ってきましたとさ。