新宿にて

ケニヤの吉本仲間だったぺこちゃんの客演舞台を見に行く。
弱小な中ではやや有名で、作・演出の田村氏は「世にも
奇妙な物語」に脚本を書き下ろしたり、ラサール石井らの
舞台を演出したりしている実力者らしい。

そんな劇団の17回目の公演。いやでも期待感、高まる。

う〜〜ん。さすがによくできた脚本。だんだんじわじわと
引き込まれて行き、最後は食い入るように見つめる。
ほんとに繊細な人間模様が、巧妙に描かれていた。

ぺこちゃんも、劇団員の人も、それぞれが安心して観て
いられる技量レベルだし、しっかりと田村氏の描く世界に
我々を連れて行ってくれたと思う。

出演する作品に、恵まれているなー。というのが素直な
感想。でも、それは彼女なりに出演作品を吟味している
証しでもあるわけで。 うん、ペコちゃん、これからも応援
してるぞ。

彼女は、鈴置氏プロデュースの「煙が目にしみる」で
女子高生の役を好演しており(先日NHK BS2で放映)、
今後も地方公演を続けるらしいけど。

賞をいただいた舞台だから再演依頼はあると思うけど、
来年30なんだから、女子高生役はやっぱり無理があると
思うけどなー、鈴置さん。 ははは。