「クワイエットルームにようこそ」ネタバレあり
ほぼ日主催の試写会に、運良く当選した人と行ってきた。
厳選された感のある、80組160名様。えへん。
原作者が監督をやると、こういう解りやすい作品ができるんだ、
という典型的な完成度の映画だった。
要するに、原作者以外の目線とか、解釈が無駄に入らない、
原作読んだそのままの印象が映像になってる感じ。うん。
それに、舞台的な大人計画の松尾演出が、随所に現れる。
大人計画の舞台を観て、出演者の舞台での姿を観たことが
ある人と、その経験のない人とでは、面白さの感じ方の
レベルがかなり異なるであろう作品。
かつての身内に、OD経験者がいたボクにとっては、
観ていて非常に辛い場面も出てくる映画ではあるが、
それ故に観賞後の爽快感が残る映画でもあった。
蒼○優ちゃんの、感情を抑えたごく普通の演技が目立つほど、
出演者の演技は上手いけど、舞台的で。
有紀ちゃんは主演女優賞モノ、優ちゃんも助演女優賞モノの
演技だけど、それよりクドカンの助演男優賞が一番近いかな、
というほど、クドカンがいい。
彼の歯のヤニのメイクは、ほんとにリアルだけれども、
彼の演技は、いい具合に、そのレベルに達していたな。