「生きるコントフェス」の詳細 

大宮エリーの初エッセイ集「生きるコント」の発売記念と称するイベントに行ってきた。まあ、キョンちゃんがこの本の帯にコメント書いてるから、それにキョンちゃんのHPにそのイベントに出るってことが書いてあったので、応募してみたら、うれしいことに当選しちゃったのでした。わーいわーいと喜んでいたら、落選者が一人もいないらしいという噂が流れたりして。
まあ、正直言ってそんなに内容は期待していなくて、生キョントークが聞けるから行ってみよー的な、かる〜い、参加動機だったワケなのに。
会社が休みの友人Lと休みじゃないZが開場一時間前から並んでいてくれたおかげで最前列中央に座れちゃって。トークショー用のスツールとテーブルがセッティングしてある位置まで2mちょいの距離だぜ、キャー。
のっけから飛び入りゲストの登場。スピッツのマサムネくん。登場するなりトイレに行っちゃって、一人残されるエリー(笑)「海でのはなし。」でのエピソードとかお互いの感想とか。で、大宮エリーのリクエスト曲「大宮サンセット」を、Martin弾きながら軽やかに歌って、次の仕事に間に合うように走り去るマサムネくん。ちっちゃくて、さわやか〜。
続いては予定通りのキョンちゃん。黒のノースリーブのミニなワンピースに、膝上までの黒いハイソックス。会場の若い女性から「かわい〜い!」の嬌声が上がる。髪は普通のさらさらストレートのセンター分け肩までの長さ。う、うん、たしかにきゃわいい〜。お互いの家が50歩だの70歩だのいうくらい近い話だとか、このフェスをやる話を最初に「いいよ」と言ってくれた人だとか、最初に無理矢理、知人経由の電話で呼び出されて飲んだ話とかの後に、突然カラオケで「優しい雨」(エリーのリクエスト)!!
さすがにコレにはやられましたぜ。ほんとに目の前(しかもステージはないから、同じフロアの高さ)で歌ってたから、カラオケスナックでキョンちゃんが歌っているような雰囲気で。途中で「間奏が長いんだよねー」とか曲中トークもあり。隣の隣のZは、マジで泣いてましたよ。そんな感激の歌も終わって、キョンちゃんも帰っちゃって。(とそのときは、そう思った)
次のゲストは板尾創路。ヤンキーなスタジャンにジーンズ。エリーがはじめての領域に踏み込む時に頼りにしている兄さん的な存在らしい。中途半端な、未完成なところがエリーの魅力だと言い切る板尾。なーるほどなー。なぜか「時の過ぎゆくままに」をエリーからリクエストされ、途中、Zに歌詞カードを持たせて歌う。ディナーショウかい?でもすっかり、ウケていた。
続いては、よっちゃん。知る人ぞ知るEGO-WRAPPIN`のヴォーカル=中納良恵=愛称よっちゃん。EGOの時の奇抜な衣装でステージ狭しと不気味なくねくね踊りを踊りまくるよっちゃんではなく、ほんと小さくてかわいくて、借りてきた猫のよう。ピアノの鍵盤模様のネクタイをベルトにして、フェミニンなコスチューム。
それがひとたび、一人多重アカペラの領域に入ると、まさに独壇場。39,800円の機材を足踏みで操りながら。凄い!よっちゃんは3月17日の自らのブログで、このフェスの出演を快諾した旨を書いているし。EGOのアルバムも、よっちゃんのソロアルバムもぜ〜んぶ持ってるのに、歌った曲名わからず。ひょっとして今レコーディングしてる曲?そんなわけないか。わかった人教えて〜
おーこれで出演者全員出ちゃったじゃん。と思っていたら、エリーがもう一人サプライズゲストがいるという。え、誰誰?なんとMIYAこと宮沢和史が登場!でもエリーが名前を間違えていたっけ。すぐ何度も訂正していたけど。白いTシャツ&ジーンズ&ブーツ。缶チューハイのCMソングを一緒に作った話とか、どうやって曲をつくるのかという話とか、え?今日はロックフェスティバルじゃないの?という話とか、で「楽園」をギターとブルースハープでさらりと歌った後、「もう一曲やっていいっすか?」といって「島唄」のロングバージョンを汗まみれになって、まさに激唱!!
もう、ほんとに目の前での熱唱だから圧倒されまくって、鳥肌が立って。。。スタンディングオベイションしちゃおうかと思ったくらい凄かったけど、この設定がカラオケスナックなら、ちょいと場違いなんとちゃう?という感じだったなー。だから「今日はロックフェスじゃないの?」って歌う前のトークで振っていたのかぁ〜と後から思ってみたけど。
最後に、全員出てきていただいて、みんなでトークしましょうよ、ということで全員(-マサムネ)+遠山景織子&松村雄基(エリーの初作・演出舞台の出演者)が登場。いただきもののMoet & Chandonを、全員の自立できないシャンパングラス(30cmくらいの赤い柄の先にチューリップ型のグラスが付いているやつ)に注いで、かんぱ〜い!
景織子ちゃんは、ほんとに酔っ払っているみたいで、トークできない状態なのがかわいかった。めちゃほっそーいし。向かって左からMIYA、板尾、キョンちゃん、よっちゃん、エリー、景織子ちゃん、松村の順だけど、ほとんどが板尾とエリーの掛け合いトークで、途中キョンちゃんが合いの手入れたり、シャンパンをぐいっと一気に飲み干したり。
MIYAはさっきの激唱で精力が尽きたのか、ひとこともしゃべれない(笑)。よっちゃんもしおらしくしていて、可哀想なくらい場違いな感じ(笑)。こういうトーク番組を「エリーの部屋」としてCSでやれは話だの、秋もこのフェスをやりたい話だの、お酒飲んだら鼻声がなおったのは鼻腔が通ったからだ話だの、それぞれに盛り上がって、最後は、よぉ〜い、ぱん、の一本締めを会場全体で。
トータルで2時間40分くらいの、ほんとに楽しくてびっくりしたイベントだったなー。大宮エリー、あんたはエライ!絶対に秋にもやってくれよっ!そういえば、エリーのお隣に住むこぐひでさんも来てたけど、MBT履いていなかったみたいで残念。帰りに特注のクッキーもいただき、3900円(サンキューの意だって)のイベントは、少なくともファンの目からは、お安くて大成功裏に幕を閉じたのだった。
さすがに腹が減ったので、恵比寿のたまやで味噌味のもつ鍋やいわし明太など博多のうまかもんを食す。う〜ん、月曜から充実してるなあ、と満足した日。★マーク、自分でつけちゃえ!
当日配られた桜の花型クッキーは、エリー行きつけの中目黒・青屋さんが頼まれもしないのに百枚焼いたやつだそうでした。。http://aoyacafe.blog45.fc2.com/