実録:第三回湘南国際マラソン 11月16日 その1

25時過ぎに寝る前に、やっぱり地元の特権を使って、クルマで会場である大磯プリンスのそばまで行っちゃう事に決めた。ならば5時半起きでいい。妻もクルマで送ることを内諾してくれたし。
5時半に起きて、水を2杯飲んで、早速ストレッチ。いつもより入念に。いつものように便意をもよおしたので、トイレにしゃがむ。
妻が用意してくれた大き目のおにぎり二つとバナナ一本を食す。これで会場に着いたらエナジーゼリーを飲めばお腹はOKのはずだ。
明けはじめた外を見ると、小雨が降っている。やれやれ。急遽雨用のグッズに交換して荷物を詰める。メッシュのタンクトップ(上半身ウェアの内側に着用し、皮膚の表面を濡らさないようにするベストセラーの優れもの)、水分を吸収しにくい雨の日用のソックス、透明ビニール製の簡易カッパ(250円也)、それに撥水加工がしてあるキャップ。
今日履くことに決めたシューズには、一応防水スプレーを吹き付けてあるし、大雨じゃなきゃそれなりに走れることも、練習ランで実証済みだから安心していたのだった。
ただ、上半身のウェアがadidusのカラダに張り付くタイプのものになったため、ゼッケンをつけたまま着用すると、ゼッケンピンが飛んでしまうハプニングが前日発生したので、上半身だけ家から着替えて出発したのが7時15分過ぎだった。
国道134号線の両脇には、給水ポイントや仮設トイレがところどころに組み立てられており、ボランティアの方々も徐々に集まって作業を開始していた。湘南大橋の手前から、いつもの週末のような渋滞があったが、なんとか7時40分ごろに国道1号線のスタートライン近くで下車。
そこから指定された更衣室まで徒歩で約7分くらいかかったが、その更衣室が既に満員状態で、着替えスペースどころか先にも後にも進めない。ようやくプール側の出口から外に出て、小雨状態ながらもプールサイドの屋根の無いところでウェアに着替える。こんなことなら下半身のCW−Xもソックスも着用してくればよかったなー、と反省しきり。今度からはウチで着替えておくことにしようっと。
エナジーゼリーを飲んで、心拍計の付属品である速度計を靴につけて準備完了。荷物を預かり所に預けて、会場内の(仮設ではない)屋外トイレで小便をしておく。こちらのほうが目立たない場所にあるのですいていた。
ウォーミングアップを兼ねて、申請された目標タイム別の整列場所にジョギングで移動しはじめたのが8時40分ごろ。このとき時初めて、手にハンドタオルを持っていないことに気づく。やっべー!雨降ってるし、顔面に汗をいっぱいかくボクにとっては必需品なのにぃ〜。ま、いいか、と潔く諦める。
7〜8分かかって「4時間〜4時間20分」の待機場所に到着。周囲を見ると全然たいした走りが出来なさそうな人たちばかりだったので安心した。(笑)
ちなみに今日のウェアは、赤いNBの撥水性キャップ、赤いadidusの肩甲骨矯正Tシャツ、腕にmontbellのライトグレイのアームウォーマー、下は黒いCW-Xのスタビライクスのロング、シューズはasicsの黄色いニューヨーク、上半身にasicsの透明な雨合羽(250円)。
8時50分過ぎに、待機場所が満杯になったため、これ以降に到着しても自分が申請した予想時間待機場所には進めない旨のアナウンスが流れる。やっぱり早めの集合が大切なんだな。(こういう大きな大会では、招待選手を筆頭に、申請予想タイムの良い人順にスタートラインから並ぶことになる=今回は確か「3時間以内」「3時間30分以内」「4時間以内」「4時間20分以内」「5時間以内」「5時間30分以内」「6個間以内」という分類だったかな)
実際に実力のある参加者でも、集合時刻に遅れると、かなり後方からのスタートとなるため、あとは走りながら抜いていくしか方法はないのだ。
9時きっかりに、スタートの号砲が鳴ったのか、歓声と拍手が遠くで聞こえた。それを合図に、並んでいた我々がのろのろと少しずつ進んでいく。ようやく国道一号線に出て歩きながら右折する。しばらくすると女性MCの声が聞こえてきた。道路右側の歩道に、やぐらが組まれ、その上のステージに杉山愛間寛平河野太郎らが並んでいるのを発見。
おお、これがスタートラインかと道路に引かれた白い線をまたぐなり、みんな一斉に走り出した。なんと以心伝心なスタートなんだろう。と感激しつつも、左手首に付けた時計のストップウォッチのスタートボタンを押しながら、ボクも走り出したのだった。