新筍 3月2日

茅ヶ崎駅前、ずーっと贔屓にしている京おばんざいの「筍矢」に、今年はじめて筍メニューが登場した。
この店のお椀ものと煮物は、東京の一流店を凌駕する素晴らしさであることを言い続けているけど、未だに人気店になっていないところがボクにとっては歯痒い半面、うれしくもあるのだった。
帰路にこの店の前の路地を通って、小さなボードに書かれた今日のお品書きをチェックするのが日課になっているのだが、今日はそのボードを二度見してしまったのだった。
「新筍若竹煮」。。。。屋号に「筍」を使っている店の「筍メニュー」が素晴らしくないはずがない。ここの筍は、米ぬか等何も加えない水で炊くという秘伝の裏技を使うのだ。
口にして、鼻から抜ける新筍の香りに、幸せを感じるひとときよ! 筍が熊本産だったので、今宵は佐賀の七田を合わせてみた。
一品一酒で家に帰れば、なんとデカイぷりぷり牡蠣のバター焼きがあるではないか! む〜〜〜ん。平成14年の「るみ子の酒」にしようと思ったが、ここは地元神奈川「隆」の雄町(備前雄町米を使った藤色ラベル)で、深みとコクの相乗効果を楽しもうと。
同じ日に新筍と大牡蠣を喰らう至福に幸あれ幸あれ
(感動の字余り)