「蜉蝣峠」ネタバレあり 3月19日 

劇団☆新感線2009春興行 いのうえ歌舞伎・壊「蜉蝣峠」を観てきた。あ〜、タイトルを書くだけでも長げぇ。
「メタルマクベス」の脚本を書き上げたクドカンに、今度はいのうえ歌舞伎の脚本を書いてみないかと依頼をした、いのうえひでのりのプロデュース能力の賜物である。と、大袈裟な背景を記すまでもなく、とにかくクドカン初の時代劇シナリオで、それもいのうえ歌舞伎なんだから、絶対観に行きたい、と取ったチケットなのに、チケットを確保したことを公演直前まで忘れていた不始末なのだった。
そんなフリはともかく、さすがエンターテインメント集団、睡眠不足の観客(=ボクね)を全く眠らせない演出は流石の一言!ま、演じている世界の裏を汲み取らせようとするNODA•MAP演出だから眠くなるという訳ではないけど。
いつも大立ち回りの大活劇から幕を開けるいのうえ歌舞伎が、今回は、しょーもないコントから始まるもんだから、不安でゾクゾクするけど、それがちゃんと伏線になってる。ということが、観終わってから解るすごさが、クドカン脚本なんだよね。
人どうしというより、肉親どうしが殺めあうことの空しさを表現しただけじゃなく、そこにある複雑な人間関係を解きほぐして行くという。。。あ、逆か、解きほぐすことによって、空しさを表現しているのか。。。
とにかく、クドカンシナリオは、伏線が凄いから(=あ〜、だからあの場面では、こうだったのかと気づかされる)、好きなんだよなー。で、今回は最後のシーンに「母親のかげろう」を持ってきたから、うおぉ〜となっちゃったわけで。
どこかのTVで放映される時は、絶対にしっかり観てやろうと思って劇場の外に出たら、隣のハコでやっていたDragonAshのライブを体感し終わった大勢のヤング達が、Tシャツ姿で汗かきながら、ツアータオルをかけた肩で息しているのを見て、あ〜こいつらもこいつらなりに充実した時間をすごしたんだなーという連帯感を感じたのは、大人の余裕かな〜
6時開演から休憩を入れて3時間の鑑賞の後、1時間かけて茅ヶ崎に戻り、久しぶりに贔屓の鮨屋に行って、生涯初の「ホッケの刺身」を食べた。う〜、脂がのってうまかったなー(他のネタも当然美味かったけどね)