松任谷由実コンサートツアー 6月19日

ユーミンの4年ぶりのホールツアーであるTRANSIT 2009の東京公演の初日(有楽町/東京国際フォーラムA)に行く。ツアー自体は4月から始まっているので、進行もMCも安心して楽しめた。
ユーミンのことは、当然デビュー当時から知っているわけだが、そんなに好きなアーティストではなかった。だいたい同じ頃デビューしていたりりィの歌の方が、そのハスキーな歌声も含めて数段魅力的に感じていたし、豪華なバックミュージシャンを揃え鳴り物入りの優等生としてデビューした荒井由実に反感を持ったからだった(声も歌い方も生理的に好きじゃなかった)。
それがひょんなことから、4年前の横浜アリーナのライブに初めて行って、彼女が会場の観客席を縦横無尽に全力疾走した直後でも、全く息が上がらず平然と歌っている姿に、同世代人間として感激するとともに、その鍛え方に尊敬の念を抱いたのであった。
だから彼女のライブは今回でまだ2回目。客層は同年代の、どちらかといえばメタボ系の女性が多い気がした。
「航海日誌」からスタートして、一番古いのは「ベルベットコースター」の1973年から、一番新しいアルバム「そしてもう一度夢見るだろう」まで、36年間に作られた歌22曲を、ワイヤーに吊るされてステージ上を飛んだり、手品(イルージョン?)で自分をステージ上のカゴから消して、直後に客席から現れたり、衣装を6回以上も取り替えたり、エンターテインメントに徹した盛りだくさんの2時間強のステージだった。
踊りも軽やかにステップを踏んだり、決めポーズをとったりしていたが、それが今風ではないところが、ほほえましかったな〜。本人も言っていたけど、もう5kgくらいやせると、ピンクレディ風のギンギラなミニスカートも、昔のように似合うと思うので、まだまだ頑張って欲しいものだ。(松坂慶子みたいになると、踊れなくなるからね←いや、彼女も同世代として好きなんだよ)