キョンちゃんのトークショー 9月25日

早朝は、天海との散歩を兼ねたジョグ1.5kmのみ。
退社後、銀座二丁目のギャラリーで開催される伊島薫写真展「最後に見た風景」のプレオープニングイベント(スペシャル・レセプション)に行く。
このシリーズの幕開けが、かの有名な「死体のある20の風景」という名の写真集であり、その最初の死体モデルが小泉今日子だったのだ。というわけで、伊島薫と小泉今日子とのトークショーが、今夜のイベントに仕組まれた。
イベント開始時刻の一時間前に会場に着くと、入場整理券を配っていた。一時間並ぶ覚悟で来たので並ばなくていいのが得した気分。たっぷり銀ブラ(←古っ)が楽しめた。
19時に会場に入り、とりあえずトークショー会場の一番前の座席を確保して、展示作品を一通り鑑賞して、グッズ売り場でキョンちゃんの死体を含む絵葉書15枚セットを購入。
19時40分くらいにキョンちゃんが登場し、会場となったBLDギャラリーの館長?の司会で、向かって左から伊島氏、キョンちゃん、館長とスツールに腰掛けて、背の高い丸テーブルを囲む感じに。
キョンちゃんは全身フォーマルっぽい黒尽くめスタイル。10cm以上ある黒いハイヒール、膝下までの黒のスパッツ、黒いチューリップスカートに黒いジャケット。胸にフリルの付いた黒いブラウス、といった感じだったかな。(写真が公開されたら確認してみるけど)
15年くらい前に伊島氏の事務所に行った時、枯れた花(カトレアなど)が一輪挿しにさされた感じのオブジェっぽいものと、「死体でファッション写真を撮る」というアイデアが、妙にしっくりきたので二つ返事でモデルになることをOKしたことを覚えている。
トランクの中で死んでいるというシチュエイションは、好きな男にトランクに詰め込まれていつも一緒に行動していて、二人きりになった時にトランクから出してもらうという生活がいいな〜と思っていて。その男にトランクごと捨てられて死ぬ〜という死に方がいいなーと思ったから。(←変わったヤツだな、やっぱり)
だからトランクの中に、当時持っていた母親の写真とか、いまでも愛用しているぬいぐるみとか、当時ラブラブだった人(永瀬くんね)のブーツなどを入れて、「あたし」を演出したかったのね。
「心の貧しい人は幸せである。天の国は彼らのものである。悲しむ人が幸せである。」と書かれたメモは、忘れてしまったけど、多分聖書からの引用ではないかな。(ただし、この言葉の全文は、トークショーで伊島氏とキョンちゃんが写真を見ながら読み込もうとしたが、メガネなしの55才と43才では判明できなかった。虫眼鏡で見れば読み取れるけど。)
当時、「小泉今日子が死んだ」というデマが流れ、ラブラブだった永瀬くんと二人で姿をくらます、という企画を東スポに持ち込んで、なんとなく話題になった。
これはキョンちゃんの、当時の凄腕敏腕マネージャーの仕業だったらしいぞぉ〜。で、死体5で永瀬くんが死んだとき、女装した永瀬くんの口には、「KYON2死亡」という当時の東スポ一面の新聞紙が詰め込まれていたのだった!
この、永瀬くんの死によって、キョンちゃんを殺したのは永瀬くんではなかった、ということが判明したんだけど、このあとどうなるんだろうかと。
今までに、女優(など)がモデルとして50人ほど死んだらしいけど、それぞれに自分の「死のシーン」をイメージしてもらったら、すんなりと個性的な死を演出できてきたらしい。
ところが男性陣は、自分の死がワンパターンになりがちだったとか。すなわち、腹上死。キョンちゃんもそれには、おお最後にはエロス系に行きますか〜と感心していたな。
とかなんとか、いろいろたくさん様々なエピソードやら、考え方やらが目の前の生キョンから、本人自身の言葉で聞けて、非常に面白かったです。
もう大満足で帰ったら、会場でご一緒したよしおさんとか、ハギーとかは、もっとステキな体験をなさったとか。ちょいとくやしいけど、おめでとうございました(笑)。