「高き彼物」第1回目 ネタバレややあり 11月20日

週末へのつなぎのためにも、早朝の60分ランをやっておきたかったけど、見事に寝坊。やっぱり、本命の湘南国際が終わったので、走りに対する緊迫感が薄れてきちゃったのかも。いかんいかん。
退社後は、下北沢の本多劇場へ足を運ぶ。キョンちゃん出演の舞台「高き彼物」の一回目の鑑賞をするために。
思い起こせば、ボクが最初に舞台の「出待ち」をしたのは、この本多劇場での「隠れる女」の時だった。寒い夜の終演後にずーっと一人待っていて、駐車場から出てきたゲレンデバーゲンの後部座席に座るキョンちゃんが、窓をおろして握手してくれたんだった。そこから、エキストラとして映画に共演(笑)するまでになったのだ。どはは。
そんな想い出が残る本多劇場。(長男ケニヤが吉本興行の所属員として準主役を務めたのもこの劇場だったし) 加藤健一事務所の30周年記念の第73回目の演目として選ばれた「高き彼者」は、9年ほど前にマキノノゾミ氏が書き上げた作品である。
第一幕65分、休憩15分、第二幕65分の長丁場だけど、舞台のセットは全く変わらないというシチュエイションドラマ的な緊張感が漂う。出演者は7人だが、主要役者は4人でストーリーは展開していく。
もちろん、カトケンは顔がでかく声も太く響くので、当然存在感のある主役だが、舞台を支えているのは占部房子の元気な演技だと感じた。キョンちゃんは名脇役どまり。そういう役柄だから仕方ないけど。やっぱり舞台上では、声質が弱いし。
でも、最近の役柄では、ちょっと神秘的で不思議な魅力のある大人の女性を演じることが多かったので、今回のように「真面目ひとすじ」的な女性は、かなり新鮮に感じられたのは収穫だったかも。
客層が思ったより高く、終演時の拍手を聞いていると滝田裕介ファンが多かったな〜、それにしても空席が目立ってたのが気になった。(HP見ても、満席の日がないんだもん)
演目自体は意外な展開をしていくストーリーに引っ張られて、二時間半も長く感じさせないけど、細かな疑問点(明かされてない点)が気になるなぁ。
特にキーフレーズとして何度も出てくる「屑たばこ集め喫へれど志す高き彼物忘らふべしや」で、何が言いたいのか解らない点が、今いち観劇後の印象がすっきりしない大きな理由かも知れない。
まあ、あと二回の鑑賞で、どう感じ方が変わっていくか楽しみではあるけれども。

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