「もったいない」という感覚の認識問題 1月5日

ケニア出身の環境保護活動家で、2004年のノーベル平和賞を受けたワンガリ・マータイさんが始めた「MOTTAINAI運動」で、世界的に有名になりつつある「もったいない」という言葉。
例えばスポーツの世界では、「あの選手は才能があるのに、その磨き方を知らないのはもったいない」であるとか、「彼がマラソンを4時間1分でゴールしたことを悔しがってもう少し練習しさえすれば、すぐサブ4達成できるはずなのに、もったいないなぁ」とか使われたりするけど。
まあ、どちらも環境保護には直接関係ないので、他人にとってはどうでもいいことかもしれないが。
この前後輩と昼食に行った際、愕然としたことがあったので記しておきたい。その彼がトムヤムクンラーメンを注文したら、店員さんが無料でご飯をつけられますけどどうなさいますか?と尋ねてきたので、彼は間髪を入れず「じゃあ、お願いします」と。
彼は、ややメタボ系であり、ダイエットしていると聞いてはいたけど、そんなに炭水化物を摂取していいのかいな〜と感じたが、それこそ他人がとやかく言うコトではないと判断したので、触れないでいたが。
注文した料理は美味しくて、ボクも彼も喜んで食べていたが、その彼は、トムヤムクンラーメンの麺を三分の一くらい残し、サービスで出されたご飯は一口食べただけでご馳走様だという。
おいおい、キミは最初から麺を残すつもりだったのに、ご飯を持ってこさせてそれも残してしまうとは、どういう了見なのかな?と尋ねたら、「ボク、辛いスープと一緒に食べるご飯が好きなんですよ〜」としゃあしゃあと答えるじゃありませんか。
え〜、そういう食べ方、もったいないとは思わないの? 好きなら全部食べたら〜?と尋ねたら、逆に無言で首をひねられてしまっての一言。だって、ぼくダイエットしてるんですよ。
この彼は、決して若い世代ではなく、すでに50歳を越えていると書くと、再度びっくりしちゃうでしょ?
要するに鳩山お小遣い問題と同様に、育ちのせいで「もったいない感」が醸成されていないというか、認識できていない日本人が少なからず存在するのであった。
こういう人って、ひょっとして皆さんの周りにも存在してますか? そして、もしこういう人を目の当たりにしたら、あなたは疑問符を投げかけたりしますか?
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