松島海岸 牡蠣食べ放題日帰りツアー 2月27日

待ちに待って、練りに練った(のか?)かき小屋ツアー。生牡蠣20個は一度に常に平らげるという、とんでもない牡蠣好きな人たちと企画した、かき食べ放題日帰りツアーだよ、お立ち会い。
9時50分に東京駅に集合して、14時から始まる一時間の牡蠣食い放題を最適な状態で迎えるための、つまみ選びを始める。食い過ぎてもいけないし、減り過ぎてもマズイので、適当に軽く酔っぱらっている腹減りになるよう、各自調整。(昨晩飲み過ぎて、りんごジュースしか受け付けない輩もいることだし)


まずは仙台まで新幹線の旅を2時間ちょい。おいおい、今からつるしの牡蠣かよ。


朝から、鶏の唐揚げだの、グリーンカレーコロッケだの揚げ物の中にあって、山本山ののりせんべいは、一服の清涼剤だった。今度買いに行こうっと。

あっという間に、ほろ酔い気分で仙台到着。JR仙巻線に乗り換えて、目的地松島海岸を目指す。そこで気づいたのは、その車両に広告がないこと。額面や中吊りさえも、空き状態。ただ一つあったのは、JRのイベントがらみの告知広告で、カスカスなれどいわば、「車両ジャック」状態。不況の波は、地方都市で更に深刻なんだな〜。

お、ようやく海が見えてきたぞ〜。30分ほどで松島海岸駅に到着。そこから循環バスに乗って10分ほどでかき小屋に着いた。(バス代100円)

かき小屋とは、海のそばに建つ二つしかないプレハブ小屋のことであり、その前には予約していない数十人のお客でいっぱいだった。


小屋のすぐ後ろ、海のそばに、この小屋で食べられた牡蠣の殻が山積みになって捨てられていた。その脇の水たまりで、鴨が何かをついばんでいた。


予約時間の14時過ぎに、名前を呼ばれ、指定されたテーブルに付く。一テーブル8席あるが、6人が基本のよう。テーブルは小屋で3つ。小屋二つで6テーブル=36人〜48人が同時に食うことになるわけだ。
テーブルに各自の軍手の片側、金属プレート、ナイフ、割り箸、紙製の前掛け、紙製おしぼりが用意されている。


熱い鉄板の上に、生牡蠣をスコップでガバッとのせて、しばし待つと、殻が少し開き始める。それを軍手をはめた手で取り、自分のプレートでナイフをこじ入れて、中身を食す〜という行為を、味覚の感動とともに繰り返すのだ。
美味い! 牡蠣はおおきなモノから、小振りなモノが3つ以上固まってついているのもあり、様々だが。ぷりぷりの中身に遭遇したときの歓びは、どうだ。食べ終わった牡蠣の殻は、足元にある一斗缶(二人に一つ)に、ばんばん放り込む。
20個くらいまでは、食べた牡蠣を数えていたが、ばからしくなってひたすら食いすすむ。鉄板上の牡蠣が少なくなると、係のおばさんが、若手の担当にその旨を告げると、スコップに一杯持ってくる。
潮味がついているので、何も付けなくても美味い。が少々しょっぱく感じ出すのが20個を食べた辺りか。そこで持参した「ちょい役」軍団を試してみる。ケチャップ、タバスコ、カボス酢、ホースラディッシュボウモア
シングルモルトウイスキー)。
確かに目先の変化は付けられるが、「これはイケる」という焼き牡蠣とのベストマッチは、ホースラディッシュだけだったかな。

ただ、ひたすら、食べ続ける。やっぱり、半生状態のヤツがすこぶる美味いなぁ〜。


食べ始めて30分くらいたったところで、係のおばさんが、「そろそろ、かき丼を食べるかねぇ〜」と言って、出すタイミングのオーダーを取る。
牡蠣だけ食うのに少し飽きてきた我々は、すぐに出してもらった。
牡蠣のダシで炊き込んだご飯は少々茶色がかっており、甘く感じる。一緒に炊き込まれた牡蠣と共に、目の前の焼き牡蠣を2〜3個入れて、食す。
かき丼のご飯の味が、なんとなく、しみじみと舌に馴染んでくる。



一緒に出されたかき汁の青のりの味も、胃にやさし〜い〜。結果として、このご飯と吸い物を、一気に食べてしまったことが、そこからの焼き牡蠣食いに明らかに影を落としてしまった。
すなわち、少しずつ交互に、牡蠣〜ご飯〜牡蠣〜ご飯〜と進んで行けば、もっともっと先に進めたのではないか。


結局、タイムアップの5分前に、我々の挑戦は終了してしまったのであった。う〜、くやしいけど、残念だけど〜。でも、食べた牡蠣の殻は、二人で一斗缶をほぼ満杯にするまでにしたので、一人50個以上は食べたと推察される。


ちなみに飲んだ缶ビール(一缶350円)は、一缶だけ。


残ってしまった焼き牡蠣は、すべて殻をこじ開けられて、牡蠣殻山に捨てられる。(おそらく、それを、カモメ等の鳥が食べるてくれるので、「もったいない」という罪悪感は、少し薄れている)


ごちそうさまを済ませると、片付けがはじまり、最後は鉄板を大きなへらでゴジゴジと削るようにきれいにして、次のお客さんを迎え入れる。
そう、だから6人以上の団体で来ない限りは、相席になるのですよ。


お腹をさすりながら、すぐ近くの牡蠣直売所へ行く。殻付牡蠣は、25個で千円ポッキリ! 安すぎっ! ただし加熱用なので、バーベキューにするくらいに用途は限定されてしまうけど。



バーベキュー目的以外なら、35〜40粒入っているこちらの500g900円の方がお得ですぜ。そんなこといわれても、満腹の我々には、お土産に買うモチベーションは残っていなかった(笑)


土日は、最終組みの始まり時刻が15時ときいていたけど、それは「予約可能な最終時刻」であったようだ。予約のないお客は、15時過ぎてもどんどん、並んでいるし、


専用の「牡蠣待ち用プレハブ」も設置されていた。だって、外の気温は3℃くらいで寒いんだもん。


帰りは歩きながら松島海岸駅を目指そうと、出発したのはよかったが、すぐに遭遇したベルギー オルゲール ミュージアムに隣接されているカフェレストランに吸い寄せられて、ベルギーワッフルを食う仲間に唖然としたのだった。
ほんの10分前に「苦しい。もう食えないのが悔しい」とギブアップしたのに、ベルギーワッフルとソフトクリームは、完全に別腹だったようだ。
そこで、ボクはホットチョコレートを飲みながら反省しながらいろいろ考えてみた。食い放題な焼き牡蠣の合間に、箸休め的な食べ物があれば、もっともっと量が食べられるのではないか。例えば、アイスクリームに合わされるウェハースのような。

小島が沖に浮かぶのを見ながら、いろいろ境内も見ながら、松島海岸駅に到着。仙台に戻って、帰りの新幹線までまだ2時間もあったので、予定通り仙台の街を練り歩いて腹をすかせ、牛タン屋を探す。
さすがに有名どころな太助、利久は、行列ができていたので、中堅どころのき(←七が三つの)助で塩タン、味噌タン、ゆでタン、スモークタンにビールと日本酒で。
駅ビルでおみやげをシコタマ買い込み(ボクは、宮藤官九郎とんねるずの食わず嫌いに出た時に持参した「ずんだプリン」を購入!!)、新幹線の中でもまた盛り上がって、東京でラーメンを食べようということになって八重洲口をいろいろ探したが、土曜の22時半すぎでやっているラーメン屋はなかったのだった。残念!
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