壮快! 山北〜足柄峠往復走 4月10日

茅ヶ崎駅発8時51分、国府津に9時8分到着。同じホームの反対側に停まっている3車両の御殿場線沼津行きに乗り換え。(御殿場線JR東海管轄だから、東海道線駅からのSUICAは使えないので注意)3分後に発車して9時36分に山北駅に到着。かなりの数のご老人ハイカーがここで降りた。

降車口の線路向こうにあるさくら湯のロッカーに荷物を預ける事なく、オーバーパンツとウィンドブレーカーを脱ぎバックパックに入れて、駅前を西へ走り出す。しばらくは寂れた商店街を進んでから、線路沿いの道に出てみた。

単線の御殿場線をまたぐ橋の上から眺めると、両側からのサクラが見事。線路脇の菜の花もきれい。(山北さくら祭り開催中だった)
国道246号線をクロスすると、下のグランドで少年野球。その向こうに流れるのは酒匂川。そこに架かる樋口橋を渡る。

しばらく行くと、洒水(しゃすい)の滝の看板が。

1kmくらい西に行くと日本の滝100選に出会えるけど、今日は寄り道なし。 
ゆるやかな登りの道で南足柄市へ入る。

内山の信号を超えて市街地のはずれに登場する二股は、地蔵堂方面へ右折。途中までは地蔵堂を目指して標識を追って行けばよい。

道なりにゆっくり登って行く。ここらあたりの登りならキロ5分台でなんとか走れる(バックパックにハイドレや着替えなど1.5kg背負っていてもね)。北小田原病院の手前で、みかん一袋100円で無人販売中。

北小田原病院(どんだけ小田原の北なんだ〜と突っ込みたくなるけど)前の桜並木も満開でとっても綺麗で、なんだか得した気分〜♪

ここで正面に見える山を目指すのかと思ったけど、あとで確認したら、これは矢倉岳(870m)で、目指す足柄峠は、これの奥に位置していた。

正面に杉山商店が見えるところを道なりだけど90度左折すると、

左側にある飲み物の自販機のすぐ隣に農産物の無人100円ショップがあった。

お、きんかんがある。この前鎌倉の市場で買ったヤツの2倍の量だったので、帰りに買おうっと。
その向い側にある桜の木のたもとにトイレ発見。しばらく行くと静岡県境まで6.6kmの標識が見えた。

だんだん急斜面の登りになってくる。となると、道路は急カーブの連続でジグザグで登って行くことになる。途中、歩道部分が車道と離れている部分があるが、そこがいい感じの桜並木になっていた。

ふと足元を見ると、なんとこの季節につくしが生えているのを発見!
ふう〜ん。

 
手書きの看板に「ミツバつつじが見事です。どうぞお入り下さい」とある。

けど、これは個人の敷地内だよな〜? 門柱に個人名の表札がかかってるし。でも、見事なつつじを見たかったので、敷地内に足を踏み入れてみた。
案の定、ほんとに見事なミツバつつじ! 小声で御礼を言って、去ってみた。

足柄古道入口のバス乗り場。ここから左の小径を行けば、地蔵堂を経由して足柄峠に抜けるらしい。こっちに進めばトレイルランができるのかな?

きんたろうばしを渡って、地蔵堂トンネルを抜ければ、地蔵堂への左折する分岐点に出る。

地蔵堂に寄ると、そのすぐそばに「万葉うどん」が食べれるお店があった。ハイカーが数人お店に入って行ったけど、まだお腹はすいていなかったので、走り抜ける。

いよいよ本格的な登りに突入する。10度の登りの標識。今まですいすいと追い抜かされていた数人のロードバイク乗りも、上級者以外は走っているボクの方が速い。とはいっても、ボクだってキロ8分30秒をオーバーしているスピードが精一杯。一部で道路工事をしていたけど、かまっちゃいられない。

ついに14度の登りの標識が登場すると、ほとんど「走る」という状態ではないけど、決して歩くことはしないで、なんとかがんばる!(キロ10分になったけど)

そしてようやく折り返し点である足柄万葉公園に到着〜。やった〜!

 スタートしてから1時間36分。いろいろ寄り道したり写真を撮ったりしたことを差し引いても、キロ7分30秒以上もかかっている計算になる。
岩本流によれば、フルで3時間30分を目指すなら、キロ6分で走れる力がないとダメらしい。げ。全然ダメじゃん。このルートは何回も走り込むうちに、どんどん速くなっていくらしいから、ここで落ち込むより、それを信じて前向きに行こうぜ(笑)
それにしても、万葉公園は、恐ろしく何もないところだった。(もっと奥に何かあったのかな?)東を見下げると、湘南の海が見えた気がした。

そういえば、ここまでの登りで、ランナーには二人だけ行き違えた。むろん、挨拶は交わしたけど。(下りを軽快に飛ばす彼らは、うらやましかったけど)
ジェルとSOYJOYを食べて、さあ好きな下りだ。最初の急な下りは、なんなくキロ3分50秒台で下り降りる〜。速すぎないか〜。でも気持ちいい〜。特に急カーブを曲がるところが快感〜。小学校の運動会で走っていた頃のことをなぜか想い出したりして〜。
でも、当然、太腿にくる衝撃は、ハンパなものじゃない。これはとてつもない筋肉痛がくるぞぉ〜と覚悟しながら走る走る〜(笑)
ゆるやかな下りから平地に近くなると、がくっとスピードが落ちてしまう。いかんいかんと思って、走りのギアを入れ替えるけど、下り前半での猛スピードが災いしてか、思ったようにシフトアップできない。
なんとかキロ5分10秒台をキープしていたけど、市街地に入って脚にきて、キロ6分20秒台まで落ちてしまった。なんだか、フルマラソンの35km過ぎの失速のような感じだったけど、ここまで追い込んでおけば、着地の衝撃に耐える太腿になってくれるだろう。
山北町へのアプローチは、ああここからスタートしたんだという、郷愁を感じさせてくれる。東名の高速道路の車線を見ると特にね。大袈裟だけどね。

山北駅周辺に戻ってくると、山北桜まつりへの人出がちらほら。都内の桜名所のような混雑はない。けれど、桜は年季が入った立派な樹がずらりと揃っている。夜に桜をライトアップするためのライトも設置してあった。こりゃ夜もキレイだろうなぁ〜

駅の南側の山北町健康福祉センターの3階に、さくらの湯がある。

風呂の大きさとか混み具合を見ようと館内に入ったら御殿場線の時刻表が目についた。


ありゃま、次の上りは4分後で、それをのがすと50分近く待たねばならない。ダッシュで陸橋を渡り、切符売り場へ向かう。キロ5分くらいの速さで(笑)
それにしても、予想を遥かに超える気持ちのいいルートだった。特に桜が満開に近かったのもうれしい誤算で、目を楽しませてくれたし、何よりクルマの交通量が少ないことがいい。車道の端を堂々と?走れることも、本番っぽくって気持ちいいし。
下りの気持ちよさは、格別。湘南平級の急斜面が3倍以上続くので、脚にはくるけど楽しさは10倍くらい。思わず笑っちゃうほど、気持ちよかったな〜。これが、走る楽しさだと再認識できたことは、大きい!
それにそれに、特筆すべき事は、右膝の痛みが全く出なかった奇跡!なぜか解らないけど、最初の登りから、衝撃の下りまで、ほんとに昨日まで右膝が痛かったことなんて、帰りの電車で気づいたくらいだ。
なんでだろう?明日治療院に行って尋ねてみよう。
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今日の走り24.4km 月間走行距離=56.0km