とくしまマラソン 完結編 4月25日

三度目のフルマラソンである。特に前回の湘南国際では、(時計のトラブルにより)自分のランペースが確認できないまま20km以上走って、結果として不本意なタイムに終わったので、今回のレースの目標は、そのリベンジにある。すなわち4時間を切ること。
それ以上の好タイムは求めないでいこうと。なので、レースプランとしては、自分のペースを確認しながら走ることを基本に置いた。
サブ4目標ならば、逆算すると40km地点を3時間45分以内で通過していなければならない。残り2.2kmをキロ6分半のペースで走ったとしても、ギリギリでサブ4は達成できるはずだから。
まず最初の5kmはウォーミングアップと位置づけて、キロ5分40秒より速く走らないこと。毛細血管が広がるまでは我慢しないと乳酸がたまりやすくなっちゃうらしいから。だから5km地点通過は28分で。
5km過ぎたらキロ5分20秒ペースをなんとかじっくりキープして、30kmまで行きたいな。だから、10kmで55分、15kmで1時間22分、20kmで1時間48分、25kmで2時間15分、30kmで2時間43分。
30kmからの5kmは、この区間を最速で走れるように気合を入れること。でも、35kmで3時間13分がやっとかも。
で、案の定、少しペースダウンしたとしても、40km地点を3時間45分でなんとか通過できるはずだ。よしよし、これらのラップタイムを紙に書いてポーチに入れておき、走りながらチェックしていこう。
要は、キロ5分20秒台を何キロ当たりまでキープできるのか、ということが目標達成の鍵になるだろう。
足のニューハレテープは、両足のかかと部分にXテープと、背中にVテープを貼った。ウェアは、湘南から参戦した意と、屈辱を晴らす意味でも湘南国際の赤いナイキのTシャツを着用。その下にファイントラックのスキンメッシュノースリーブ。ナイキの膝上丈の黒タイツ+CW−Xのゲイター。ソックスはX−socksの黒。シューズはadidus アディゼロcs5のワイド。
ポーチには、パワージェル梅味3袋分+水をまぜたトレラン用容器、フリーダム3袋、WGHpro2袋を。
スタート30分前に、VAAMゼリーとパワージェルを一袋ずつ飲む。

さぁ、9時00分、スタートの号砲が鳴る。それを耳で聞き取れる位置でスタートできる〜という地方大会の幸せ〜

スタート直後は、けっこう混みあって走りにくかったが、後方から無理矢理抜いていくランナーもなかったので、目標タイムごとに正直に並んでいたことが伺える。当たり前なんだけどね。
吉野川大橋を渡る2kmあたりから、なんとかキロ5分40秒ペースで走れるようになった。渡り終わったら90度左折して、吉野川を見下ろす2車線道路を走る。
やっぱり雄大吉野川を見ながら走るのは、ほんとに気持ちよかった。沿道の応援も途切れることなく続いているし、ハイタッチを求める沿道の応援者には、ボクも極力ハイタッチをして走った。これもやっぱりパワーもらえるんだよな〜


とりあえずは、川の北側を、西(上流)へ向かって走る。
この辺で右膝内側が痛み始める。え〜〜、もうきたのかよ〜、膝用のニューハレテープも貼っておけばよかったなぁ〜と漠然と思う。
10km通過は56分ちょうど。(目論見と1分遅れ)ここで、応援してくれていたゲストランナー市橋有里さんと、ハイタッチ〜! 気合いもらいました。
15km通過は1時間22分50秒。(目論見と50秒遅れ)
よ〜し、いいじゃん。と、淡々と走るけど、20km行かない時点で太腿前部が痛み始める。う〜、この筋肉痛のような痛みだと、これまでの3倍の距離を走るのは、無理かも〜と、このレースで一番弱気になった時。
が、60才代ランナーが背中に付けていたチャレンジ&チャリティゼッケン「踊る阿呆で、目指せサブフォー」の韻を踏んだ素晴らしい作品?に感心し、この人と終盤まで並走することになる。
ちなみに、ボクが背中につけていたのは、「ありがとう、とくしま」。ボランティアの皆さん、沿道応援の皆さん、いろんな人の力があって走れる歓びを感謝する表現のつもりだったけど、伝わったかしらん?


20kmあたりで初めての折り返し走行。もっと先の集団は、右上の一番高い道を走っている。
20km通過は1時間49分53秒。(目論見より1分53秒遅れ!ピンチ!)
ガーミンで自分のペースを確認しつつ、一時的な表示がキロ5分40秒を超えたら意識的にペースを上げる。うん、まだ上げられる。


初登場の阿波踊りチーム! これは、写真に撮らなくちゃ!とはりきった割には、よく撮れていない〜(涙)


コースの一番上流である西条大橋を渡って対岸へ。23km地点。結構、へろへろなランナーが登場し始める。(写真のように)


この橋が、また長いんだな〜。ちゅうか、やっぱりデカイよ吉野川
この辺で、頭に日焼け止めを塗ってこなかったことをちょっと後悔し始める(笑)。だって、なんとなくヒリヒリし始めてるんだもん。給水所で水に濡らしたハンドタオルで頭を拭くと気持ちがいい〜♪
25km通過は2時間17分50秒。(目論見より2分50秒遅れ! いかん!)


後半は給水所で、食い物が充実していて、オレンジ、いちご、ミニトマトなどのフルーツ系をおいしくいただいた。それも給水所の手前の看板で、何が提供される給水所なのかが表示された看板があるので、ランナーは何が補給できるのか心づもりが出来ていいな〜と思った。
私設補給所も多く、中でもハチミツレモンは、ラグビー部時代を想い出させてくれて、パワーアップできたよ〜。
でも心残りなのは、手打ちそうめんを泣く泣く見送ったこと! 通常の給水所は走る道路の左側に設置されているのに、そうめんコーナーは道路を外れて右の支道に行って、イスが用意されているテントでサービスされるようになっていたので、これを食べたら完全にサブ4は達成できないだろうと、スルーしたのだった。
30km通過は2時間45分43秒。(目論見より43秒遅れ。 よしっ、いける!)
ここからが勝負とばかり、ギアを上げて走ってみたけど、キロ5分30秒を切るのがやっとの5キロだった。

吉野川を離れ、眉山(びざん)の麓にある徳島陸上競技場を目指す。
35km通過は3時間13分10秒。(目論見より10秒遅れ。よしよし。)
市街地に戻ってきて、沿道応援が凄くなってきた。ありがたいなぁ〜。決して自分だけのための応援じゃないけれど、ありがとうの気持ちを込めて、「どうも」と会釈することしか出来ないのが、もどかしかったな。
だって、こっちも結構目一杯だから〜
40km通過は3時間43分16秒。(目論見より1分44秒早いっ!)
ラスト1km地点で、ゲストの金さんが声援を送っていた。「まだ8分あるから、サブ4いける、いけるよ〜!」


競技場に入って、いつものように猛烈にラストスパートしたけど、いや、ちょっと待てよ、今回はゴール直前のシーンをカメラに収めようとペースダウン。
これが功を奏して、ひとりだけゴール(周りに他人がいない)となったので、場内アナウンスをしている実況女子アナが、「今、3080番、茅ヶ崎の○○さん、ゴールです〜」とアナウンスしてくれた。
こいつは、茅ヶ崎を代表して走っている気分がして気持ちよかったな〜。
記録証によると、3時間58分10秒でのゴール(ネット=3時間56分56秒)


今回はゴールしてから、走らせてもらったコースに振り返って、感謝のお辞儀することも忘れなかったし、ほぼ計画通りの走りが出来た上に、ボランティアのみなさん、沿道応援の皆さん、大会関係者の皆さんのおかげで気持ちよく走らせてもらって、本当にありがたく思っています。
それを感じることが出来る評判通りの良い大会でした。

走り終えてから、カツをもらって、うどんを食べて、記録証を受け取って、シャトルバスに乗って、徳島駅前に着いたのが、13時半。
ダッシュサンルートホテルの11階にある温泉(700円)で汗を流し、昨日泊まったホテルに預けた荷物を取りに行って、駅前のバス停に到着したのが、発車3分前! バスの発着所の自販機には缶ビールはなくて。しゅん。


帰りの高速バスで、隣に座った20代女性から「マラソン走られたんですか?」と話しかけられ、しばしマラソン談義〜。彼女は学生時代中距離の陸上選手で、徳島の友人の披露宴に出席してきたらしい。


淡路島上の高速道路から見る瀬戸内の海は、想像した以上に魅力的だった。多分小豆島だろうと思われる島の左の島に向かって、しみずさんたちに
手を振っておいた(笑)
大阪について、新大阪の和田屋(和田アキ子の店)に移動。ありがたいことに、ブロ端つながりの大阪代表美人人妻なお二人と、美味しい豚しゃぶとお酒を堪能。ステキな時間〜
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これだけで、今回の徳島旅行のモトが取れたのでは、と勘ぐるJさん、はい、その通りです(笑)
最終新幹線の発車時刻と(荷物を持って)競争した全力疾走が、それからの太腿の筋肉痛を長引かせたのかもしれないけれども。
本日の走行距離43km 月間走行距離=133km