「裏切りの街」パルコ劇場 5月26日

近年、評価が高い三浦大輔作・演出の「裏切りの街」をパルコ劇場へ観に行く。先行発売分では、全く取れなかったチケットだったが、当日券分は、結構余っていたようだ。(本日も最後列2列がほとんど売れ残り状態)
三浦大輔の劇団ポツドールの舞台は、評判は聴いていたが観たことはなかった。しかして体験してみれば、リアルさを追求した超現実的なセリフの言い回しにより、ドキュメンタリータッチの「セミドキュメント」なる状況を醸し出している。
とにかく役者のセリフに、わざとらしいいい回しや抑揚がないので、自然に耳に入ってくる〜ということもあるかも知れないが。これが演技演出だとしたら、やっぱり凄いかも。
田中圭演じる怠惰な若者に、若年層は共感を覚えるかもしれないが、我々の世代は超イラついてしまう。逆に、秋山奈津子と松尾スズキ演じる夫婦には、なんとなく共鳴する部分を感じて安らいだりして。
ボクにとっての初三浦作品は、十分に魅力ある作品だった。(ポツドール時代の作品と比べると暴力やセックスの表現が柔らかめになっていたらしいが)
特に前半100分、休憩15分、後半90分という長編だったにもかかわらず、全く飽きさせることなく一気に観させた構成と演出は、さすがだと唸った。
ただ、耳鳴りがするほどまでの大音響は、必要ないというよりも興ざめしてしまったことは、書き留めておきたい。
終演後、ケニヤの働く外苑前のレジドアに寄る。30分間でこえびとクスクスのサラダに、生ビールと赤ワイン3杯飲んで、東海道線の最終1本前に乗るべく、銀座線で新橋へ向かった。

そういえば、そろそろ左ふくらはぎの痛みもやわらいできたので、早朝のお散歩ジョグを1.2kmしてみた。週末には従来の走りをして大丈夫だろう。月間走行距離=123km。
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