素晴らしき湘南国際での立ちション問題への改善状態! 11月3日

今年1月に開催された湘南国際マラソンで、河野太郎大会実行委員長がスタートの挨拶をしている最中に数多くの(ハーフへ招待されたエリートを含む)ランナーが、西湘バイパス中央分離帯を越えて、反対側の車線に向かって立小便を始めたのに、それを目の当たりにしていた実行委員長がなんの咎めも言及もなし〜という状況を目撃したので、それに対する抗議メールを実行委員長に送付したのが今年の1月23日。
その翌日の24日に、河野実行委員長がtwitterで、「湘南国際マラソンは次回から立小便を厳禁し、立小便は失格、以後出場禁止にしたいと思います。地元の最大のクレームもこのことです。次回に向け今回のトイレ、位置や数はいかがだったでしょうか」と公表した。
当然のことながら、ボクはこの実行委員長の公の発言を絶賛し、自身のブログにもその実現がいかに素晴らしいことなのかを何度か書いてきた。
果たして、今回の湘南国際マラソンの事前配布パンフレットには、「屋外での排泄行為(立ち小便等)は失格の対象となります。」と赤書きし、加えて、「大会への参加に際し、公共上のマナールールを遵守して下さい。また大会開催時間中は仮設トイレを設置しますので、用を足す際は必ず仮設トイレ、公衆トイレ等の施設を使用してください。これらの施設を使用せずに公共の場所で排泄行為を行うことは、刑罰法規に抵触します。公共の場所で排泄行為を行ったことが発覚した場合には、主催者は、当該参加者を失格とし、即刻当該参加者の競技を中止した上、次回以降の参加をお断りさせていただきます。(また、悪質な場合には、通報を行う場合もあります)」と明記してあった。
ここまで明記すれば、あとは実行のみだ。事前パンフは、参加者全員が事前に精読するとは限らない。「立ちション=即失格」の参加者への徹底がいかに図れるかが、このルールを徹底させるポイントとなる。
当日、会場に近づくと、アドバルーンが空に上がっているのに目がいく。これがなんと会場内のトイレ場所表示になっていたのだ。

アップすると。。。

大磯プリンスの会場内は広いが、複雑な地形のため、全体では十分な仮設トイレがあるのに、一部のトイレだけに集中してしまい混雑感が増す状況が目立っていたことに対する改善対策であり、功を奏していたといえる。スタート地点に近い場所には、十分な仮設トイレが設置してあり、ブロック指定のA,B,Cまでの参加者は、全くトイレ待ちのストレスはなかったハズ。(ただし、E、Fブロックに割り振られた参加者は、事前トイレの混雑と、スタートラインまでの経過時間のかかりすぎを、不満に感じている割合が多かった事実も併記しておく)
フルマラソンのスタート時、河野実行委員長が、「今回は、立小便は失格となります」とマイクで宣言した時に、並んでいた選手(申請タイムが3時間30分以内くらいの)から自発的拍手が起こったことも素晴らしかった。(その後、徳光さんの「すわり小便も失格」という追加発言には失笑が漏れたが)
スタートラインに向かう前にA、B、Cブロック選手(申請ゴール時刻順=おそらくサブ4くらいの申請時刻)を並ばせた時点で、大会説明者が、「コース上では施設以外での屋外は移設行為は失格となりますので、今のうちに用を足してください」と繰り返しアナウンスしていたことも確実に効果を奏した。
スタートしてコースに出ると、1km毎の標識全てに、「次のトイレまであと○○m」と表示してあった。こんな表示があったりすると、人間は生理現象くらいなら守れるもんだ。
ほんとに、立ちションを皆無にしようと本気で敢然と立ち上がったフルマラソン大会の存在は今まで皆無だっただけに、今後もぜひ継続させて下さい、とともに、全国のマラソン実行委員の皆さん、立ちションに対する厳禁対策を積極的によろしくお願いします。
なお、今回の湘南国際マラソンに対する立ちション対策、立ちション現状に対して、そうじゃなかった、あるいは立ちションの現実を目撃したという方は、ぜひともコメントをお願いします。
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