いわて銀河50km 備忘録 6月10日

当日の朝は6時に目が覚めた。TVを見ながら、足首(1,2,4)、膝、腰、ハムにテーピングをして、一度目の大。久々の和式だったが、テーピングしてあるので、なんとなく楽ちん〜(笑)
7時半に朝食会場に行ったら、ゆうこりんとポニヤマが既に食べ終わろうとしているところ。30分早く来たらしい。結局、愛ちゃんと二人迎い合わせで、まったり朝食(ごはん4杯)。泊まりがけの50kmレースって、朝がゆったりしていて、なんだかいいな〜(100kmだと朝3時前起きとかで、あわただしいけど)朝食後二度目の大。すっきり。
8時45分に旅館のクルマに乗って出発〜10分ほどでスタート会場の沢内バーデンに到着。もう走れる格好になっているので、VESPA PROを飲むだけ。そうそう、会場でボクと生年月日が同じ矢田さんに遭遇。やっぱり定年されていて今はウルトラ三昧の日々で、今年はスパルタスロンにも参加するらしい。ふふふ、いいなあ、そういうのも。
開会式が終わったら、荷物をトラックに預けて、スタート地点へ。


今日のレースの位置づけは、秋に向けての脚作りの一環練習。キロ6分ペースで20kmまで、後はキロ6分半で粘れるところまで。あくまで練習なので無理はしないが、できれば歩かない。目標タイムは、一応5時間半にしておく。
スタートしてしばらくは聡子さんとゆっくり並走。折り返してやってくるマジラン組にエールを送る。早くも愛ちゃんと矢田さんがバトル走?ゆうこりんも清香ちゃんも速〜
折り返してすぐ、キロ6分ペースで走る旨を聡子さんに伝えて、先に行かせてもらう。細かいアップダウンの後は、のどかな田んぼ脇の道をしばらく走る。

30km地点までは全体に登り基調で、峠を越えてからは下りが主になることだったので、登りでキロ6分は辛いだろうなーとも漠然と思っていた。結果として10kmあたりまでは、なんとかキロ6分10秒台をキープ。
沿道応援は、まばらだけど、暖かくって。

遠くの山を見れば、まだ雪が残っていたりして。

新緑のトンネルの中を走ったり。

途中で雨に降られたりもして、ちょっぴり寒かった時も。

15kmくらいの地点で、100kmレースの選手達と合流。以降、同じ道を走ることになる。ゼッケンで100kmの人たちと解るので、その人たちには「ボクより既に50kmも多く走ってきているんだから」敬意を表して走る。
16.5km地点(100kmの人たちにとっては66.5km地点)にレストステーション。100km用の荷物受け渡し場所兼エイドステーション。


20kmあたりまでは、なんとかキロ6分半以内で走れている。よしよし。
23km地点のエイドに名物すっぽんスープがあった!コクがあってうまぁ〜〜。お替わりしていいですか?と尋ねてから、二杯目も美味しくいただいた。う〜ん、パワー復活(単純) そうそう、このエイドの前に銀河高原ビールの工場発見! 今後HOPMANで飲む時には、この情景を思い出しながら飲もうっと。

このコースの印象は、なんといっても緑の中を走る〜という気持ちのいい感覚だ。

でも残念だったのは、エイドで受け取った紙コップや、ペットボトルを、道ばたに捨てるランナーが多かったこと。ウルトラマラソンなんだから、そんな数秒を惜しまずに、ちゃんとゴミ袋の中に捨てようよ。


あと20kmあたりから、下り基調になっていく。本来のレースなら、下りに飛ばすと脚(大腿前部)にきてしまうので、ある程度押さえて走るのだが、今回はあくまで脚作りのための練習なので山北/足柄峠からの下りほどではないが、そこそこにスピードを上げて着地筋を破壊することに努めてみた。

下りでは、周囲のランナーはゴボウ抜きにできるが、登りで簡単に追いつかれちゃう。また下りで抜き返す〜登りで抜き返される〜という繰り返し。これはこれで、トレイルランみたいで走っていて面白い。
ダム手前の川。だから、あと残り15kmくらいの地点。

このくらいになると、歩きを入れる選手がちらほら目立つようになる。でも、このくらいの周囲の選手達は、ここから歩いても十分余裕に制限時間内にゴールできる「時間貯金」を持っている人たちだから、余裕、余裕。
確か、36.5kmのエイド手前の、すごい手鞠状の白い花。

なんだか立ち止まって、シャッターを押しちゃったみたい。誇らしげにたわわに咲くこの花達は、どんな名前なんだろう? こういうレース中の出会いも、貴重なんだよな〜
鶯宿温泉に入って、あと10kmの標識が。ここが最後のエイドですよ〜と話しかけてくれた、後4.2kmのエイドのお姉さんは絣の着物を着てて感激したっけ。

橋を渡って、あと2kmの標識を過ぎると、


雫石陸上競技場のゴールだった。場内アナウンスのMCが、「次に現れたのは、ゼッケンナンバー○○○の、フルマラソンより長い50kmを走り抜いてきた方です」などと紹介している。ので、前後の近い距離に選手がいないのを確かめて、あと50mくらいからダッシュかまして全力ゴールで、テープカットの時は、思いっきり、空中ジャンプしてやりましたわ〜 あ〜気持ちいい〜〜(笑)
これがゴールだった。

ゴールの少し手前でタイムを確認したところ、5時間30分台の後半だったので、あ〜なんやかんやあったけど、なんとか自分の目標タイムに近い時間でゴールできるんだ〜と、安心して歓んでいた訳で。
で、ゴールして、チップを取られて、もらった完走証に告示してあった完走タイムには「6時間09分59秒」と記されてあった。それを見て、一瞬、え〜〜〜?と思ったが(自分感覚では5時間30分台の後半でゴールしたと思っていたから)、とにかくゴールしたんだから!
完走証の記録との差は、自分のガーミン(時計)に、自動ストップシステムを解除することを忘れたミスによるものだった。(おおざっぱに言えば、各休憩所での休憩していたタイムが、ガーミンには記録されずに、走っていた時間だけが記録に残る設定にしてしまったということ=すなわち、レース合計で約30分も休憩していたことになる計算だ←これはこれで貴重な情報!今後のウルトラに活かさねば)
その後の手続き(完走メダルの授与、アーリーエントリーの2000円バック、完走記念品や完走無料飲食券の授与)を終えて、体育館内で着替えてシャワーを浴びて、先にゴールして待ってくれていた長江さんに合流した。
いやはや、完走者には、無料でビール(正確には発泡酒)やら、シュウマイやら、お煮染めやら、モツ煮込みやらをいただけるシステムには、感動すら覚えたのだった。いいよ、これ。主に地元の調理師専門学校の生徒さんがボランティアしているらしいけど。

ゴールした仲間を待って、盛岡行きの無料バスに乗り込む。(入湯券付の鶯宿温泉行きの無料バスも出ていたが)盛岡駅前の焼肉屋で、50kmマジラン組の女子2位、6位、7位、(男子60代1位は帰宅)の受賞を乾杯して、タン塩、カルビ、ユッケの後に盛岡冷麺を食べてから、19時41分の新幹線に乗って満腹のウルトラツアーの幕を閉じたのだった。
東京駅に着いたのが22時ちょいすぎで、東海道線に乗り継いで、ゆうこりんと大船で別れ、茅ヶ崎に無事到着したのは23時10分過ぎだったかな。荷物が重かったので、久しぶりにタクシー深夜料金800円。
今日のラン50.7km(ガーミン表示) 月間走行距離=81.9km。
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