富士山麓トレイルランレース 10月6日

朝は7時に起きたら、もう宿のみんなは朝食中だった。はやっ。7時半に食堂にいくと自分の名前がテーブルに書いてあってそこで食べる方式。宿泊客はすべてトレラン参加者で、12名。
お味噌汁を女将さんからもらって、自分でご飯をよそおって、席につく。塩鮭、パックの納豆、かまぼこ、おくらの和え物、漬け物、自分で火をつけて炙る器の上には、ハム2枚、ソーセージ1個、ピーマン、人参、ポテトが1切れずつ。生卵。パックのヨーグルト、バナナ1本。このおかずでご飯を二膳いただいて、宿代5800円を精算して部屋に戻る。
宿から受付会場まで歩いて3分なので、受付を済ませて部屋に戻ってからテーピング。足首にレベル1,2,4。ありゃ、ふくらはぎ用のゲイター(サポーター)を忘れたので、テーピングで予防。あとはおなじみ腰から背中にかけて。
9時半からの開会式に間に合うように宿を出る。主な荷物は、宿の食堂に置かせてもらう。
運良くスタート前にJUNさんに会えたのでキリアンザックを見せてもらったりして(笑)
持ちタイムの速い人から第1〜11ウエーブに分けられており、はじめに1〜5ウェーブの選手が、受付から徒歩10分くらいのスタート地点まで登っていく。
スタート地点からの河口湖の眺め↓

そこからは、約50人くらいで2分間くらいのウェーブスタート方式。スターターは六花さん。ちゃんとピストルを鳴らしてスタート!

我が第8ウェーブは、なんちゃってサブ4レベルのグループ(のはず)だから、最初の登りから歩き出す始末。あ〜こりゃいかん、ウェーブの最後列からスタートしちゃったから、シングルトラック(一人しか通れない細い道)なんで抜くことができないし。
渋滞の先頭には、明らかに太り気味な女性が、ゆっくりと行く手を阻んでいるし。だから最初の五湖台までの登りは、ほとんど歩き。く〜〜っ。

五湖台から青木ヶ原の樹海までの下りは、ほんとに気持ちのいいコース。朝霧高原のトレランコースでも一部走ったけど、東海道自然歩道は、走っていて「気持ちイ〜!」と叫びたくなるほど、ハイになれるんだよね〜

走っている最中に、VFF(ビブラムファイブフィンガーズという裸足に近い感覚の履物)で走っているおじさんに遭遇。お、ビブラムですね〜、岩のところとか痛くなかったですか〜?と問いかけたら、正直に、岩のところはやっぱり痛かったですね〜とのお答え。そうだろうな〜、やっぱり。
続いては、ビーサン形状の革製のサンダル(足首に固定するヒモはあるが)で走っている女子発見!二人で走っていたので話しかけなかったけど。やるねぇ〜!

下り終わって、青木ヶ原樹海に入る前の六花さんが立っていて、ハイタッチしてくれた。これからの樹海楽しんでね〜の言葉通り、青木ヶ原の樹海は一面苔むしていて、神秘的で、神聖な場所を走っている感がして、びっくりした。もう少し立ち止まって写真を撮る等、あの空間を感じればよかったなぁ〜。

一旦、西湖の民宿村に出てから、三湖台までのコース一番の急坂(一気に300m登る)を手で太腿を押しながら、一歩ずつ歩いて登る。比登美さん、ちがやさん、六花さんのそれぞれから、間隔を置いてメッセージが掲示されていて、ちょと気分がほっこりする。

キツかったけど、必死に歩いて6人くらい抜かしたが、ひょうひょうと歩いている女性2人に抜かれた(笑)。2人とも歩幅小さくて、ピッチが速かったな。
登り切った三湖台のエイドステーションで、写真を撮ったりして2分ほど小休止。五湖台のてっぺんまでの緩やかな登りをなんとか歩かずに走って到達! さぁ、ここからは基本下りだけだ。思いっきり走ってやるぞ〜と飛ばしにかかる。
と、その時、「もうちょっとでゴールですかねぇ〜」と走りながら話しかけてくる女性の声が! 後半のこのタイミングで、余裕の口調で話しかけてくるとは何者なんだ?と横に並んだ女性を見たら、本日のゲストランナーの一人小川比登美さんじゃあ〜りませんか!
右手にボトルを持ってるだけで、あとは普通のランニングの格好で、ボクの横をすり抜けようとしたので、これは千載一遇のチャンスだと思って、どれだけついて行けるか追いかけることにしてみた。
比登美さんは、今年の信越五岳トレイルレース(110km)で女子優勝をして、UTMF(ウルトラマウント富士=富士山の周囲を河口湖から時計回りに一周するレース=156km)でも女子5位に入賞した現在の日本を代表する女性トレイルランナーで。
真後ろではなく、3mくらいの間隔を保って、離されないようについていく。やっぱりさすがに速いけど、ボクのギヤをもう1ランク上げれば、なんとかついて行けるじゃん!
すっげ〜、オレ! 下りは才能を感じちゃうな〜と目一杯のにスピードを上げて、2km弱一緒に走ってみた。私の下りは参考にならないでしょ〜と言いながらも、こちらとしては体幹がブレないフォームでの、小刻みで回転数の速い足さばきを参考にさせてもらった。やっぱ、スゲーや。
でも日本のトレイル界の女子の第一人者の遊び走りに、下り(普段よりも少し頑張った走り)ならば付いて行けることが判明したのが、サイコーな発見だった! 
ゴールして、小海公園の湖畔まで降りて、小荷物として預けたマグカップにミネストローネを入れてもらい、フォカッチャを食べていたら、表彰式が始まった。おお、なんとJUNさんがロングの女子で準優勝じゃん! キリアンザックって、素晴らしい!

会場から徒歩3分の民宿に戻って、シャワーを浴び、着替えてから荷物を背負って酒屋に寄ってロング缶を二つ買ってから会場に戻って、六花さんのバンドミュージックのライブを楽しむ。芝生に寝転がって、ビールを飲みながらライブを目の前で聞くなんて、フジロックみたいでいいなぁ〜といい気分。
アフターパーティ&トークショーの会場に移る時に、小川比登美さんにお会いしたら、先ほどはどうも〜と声をかけてもらったので、FBの友達申請したら友達になれちゃった!家も近所みたいなので、走っている時に会うかもしれないね〜なんて、うれし〜!

河口湖駅を17時に出る高速バスを予約してあったので、16時頃会場を後にして、河口湖駅へ歩き出す。クールダウンを兼ねて(少し大股でストレッチも兼ねて)、40分かけて河口湖駅に到着。

水と日本酒をコンビニで買ってバスに乗り込む。
帰りは二時間半ぴったりで横浜駅西口に着く。JRに乗って、充実した今日一日を振り返ってみた。ふふふ。
今日のラン17.0km(大会発表は18kmなのに) 月間走行距離=30.5km。
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