伊豆トレイルジャーニー体験ツアー 一日目 12月1日
来年3月に開催される伊豆トレイルジャーニー(トレイルラン70kmのレース)の、後半部分ゴールまでの40kmなどを鏑木さんと試走できるし、宿泊先が落合楼村上という、とんでもなく魅力的な一泊2日のJTBのツアーに参加してきた。
今回はレースコースの確認と紹介がメインなので、写真多いですが、そこんところよろしく〜
9時40分に三島駅北口集合。7時新宿出発組と合流するバスツアー。
三島から松崎港まで、バスが進む間に、小雨がぱらついたりしたけど、右手に海を見ながら、バスドライブを楽しむ。
ようやく松崎新港に到着。3月の本レースではスタート地点になるところだ。当日はゲートやらが設置されるようだが、今は駐車スペースがど〜んとあるだけ。ま、閑散としているんだろうな〜という海辺の小漁港という感じ。
スタート地点の全景は、こちら。
レース前日に松崎町で泊まる人は、ここまで無料バスが運んでくれるらしい。レースは車駐車場から一旦、県道136号線に出て、
道路を渡って、左の小径をゆるやかに登って行く。
舗装された田舎道ロードを3km弱、ゆる〜く登って行く。
ふと気がつくと、海抜レベルからこんなに登ってきているんだな〜
3km弱の地点で、左にあるさらに狭い小径に入る。
左折した直後は、まだ舗装路だが、徐々にトレイルになって行く。
いつしかトレイルの地面は、こんな感じに、足にやさしくなっている。
快適な、シングルトラックも、もう登場!
ここでミニ鏑木教室開催。華麗な下り方篇(笑)一定のテンポでなく、タン、タ、タ〜ンという斜面に合わせたステップで。頭で考えるんじゃなく、脊髄で感じるように〜(わ、わから〜ん)
ここは、ちょっと解りにくい分岐点。レース時には表示がつくかな。左へ進む。
途中、右側には野生動物(鹿、イノシシ等)除けの電流線が。これより右下の畑を守るためらしい。さわったら、かなりショックを受けるから気をつけて。
もうこんなに上がってきている。
こんなとこやら、
こんなところを走り抜けて、
いったん、ロードに出ます。
ロードをちょいと走ると、宝蔵院へ至る標識が。ロードから左に入ります。
大師道 女坂の標識に従って進む。
こんなとこを通過して
またロードに出ます。
ドウダンツツジが綺麗な道を進んで行くと〜
宝蔵院に到着!
ここがスタートから約8.5kmの第一関門となる。スタート6時で閉門が9時だが、ここまでの3時間通過は、キツい登りは歩いたとしても楽勝だろう。ただし、全行程走れてしまうために、どこまでセーブするかがポイントとなるだろう。
舗装路からの分岐となる3km弱まで、ハセツネばりのスピードダッシュとなるかもしれないな〜(分岐に入れば、シングルトラック並みだから)
樹齢400年という南伊豆最大の杉の大木(周囲6.5m、高さ34m)に圧倒される。
ここで、伊豆トレイルジャーニーの実行委員の方から、竹皮まんじゅうの差し入れをいただく。ちょっと疲れたカラダにうれしい甘さ。
ここからは、本番のレースには関係ないコースで。とりあえず、いま登ってきた区間をロードで走り下る。ま、足柄峠からの下りのようなもので。みんな跳ばすとばす。
途中、狩猟グループが軽トラックの後ろに、狩猟したイノシシを乗せているのに遭遇。おお、しし鍋かいっ!南無阿弥陀仏。
降り切ったところでバスを待つ。ここから、高通公園にバスで移動。
後から登ることになる烏帽子山を見ながら、バスは行く。
高通山遊歩道を登る、登る。
山頂だぁ〜
確かに、絶景でした。天気にも恵まれて。
望遠使えば、風力発電のプロペラも〜
烏帽子山に登る前の砂浜で。ここが海抜0m地点。
それから階段を450段登って、
てっぺんに!
雲見温泉のバス停まで、脚がガクガクになりながら、戻って、
バスに揺られて、1時間15分かけて、天城湯ヶ島温泉=落合楼村上さんに到着!
すでに真っ暗だったからよくわからないけれど、こんな「走り」の格好をした我々が、それも集団で入っていいものか〜と躊躇するような格式高い伝統の「旅館」なのでした。
ご主人、女将さん、従業員の皆さん、すべて和服で、寒い中、玄関でお出向い頂き、ありがとうございました。暗かったので、写真は次の日に。
ボクの部屋は、三人で共有する和洋室。セミダブルのベッドに、和室が10帖。個室専用の岩風呂もあるし、トイレもある。庭との間には縁側があり、ゆったりとしたソファーがペアで。通常一泊二食付きで2名様ご利用時でお一人様37,000円の部屋ですよ、びっくり。
ルームメイト三人で向かった露天風呂だが、天井だけを写すという体たらく。ま、男性陣の裸体が画像で残ってもしょうがないけど。
いい風呂に、どっぷりと浸かった後は、超豪華なお食事ざんす。大広間に、結果として我々23名(リミット募集人員40名)の宴が用意されて〜
まずは、豆乳茶碗蒸し=銀杏、百合根、独活、紅葉万十、とんぶり餡。先付として。
御酒肴として、子持ち鮎有馬煮、クリームチーズの西京漬、胡麻豆腐、吹き寄せ(いが栗、松笠慈姑、銀京南京、むかご、稲穂)、
御吸椀は、菊花帆立。短冊松茸、芽葱、散らし紅葉人参、酢橘、蕪すり流し。
続いて御造りは、サザエ、金目鯛、ヒラメだったかな?それに芽物妻物一式に天城の山葵!
御焼物は、尼鯛エリンギ巻き、焼き大根、菊花アチャラ蕪、黒米羊羹、はじかみ。ここでのはじかみは、山椒じゃなくて生姜ですね。
御煮物は、粟麩饅頭。海老芋、紅葉人参、南京、繊柚子、隠元。
ビールは十分いただいたので、ここで日本酒をオーダー。伊豆の地酒1合1050円なり。こんなクリスマスバージョンで持ってきてくれました。ふふふ。
メインは鍋物。天城軍鶏つみれ。粒蕎麦、ペロコス、焼き葱、プチトマト、葛切り、根三つ葉、柚胡椒。
本大会の総合プロデューサーである千葉さんから、企画段階から、実行段階に至る様々な体験談、ご苦労話をしみじみと、じっくりと、伺う。う〜ん、凄いなぁ。こういう話を聴くと、レースに参加できなくても、応援したくなっちゃうな。
それに続いて、鏑木さんの話というか、スライドショー? トレイルランニングという、マイノリティスポーツの先駆者としての熱いメッセージをひしひしと感じる。今、メジャーとなったマラソンについて、ここまで熱く語れる人はいないんじゃないの?
いやぁ〜、熱い語り口だったなぁ〜、お酒が少々入っていたこともあったけど、うん、トレイルランは一生続けようと決意しちゃったよ♪
御酢物。これが酢のものかい?という和牛麹焼き。春菊、木耳、大徳寺麩、焼き茄子、割りポンジュレ。
御強肴。??何と読むのかも解らんけど。真鯛の煮付けらしい。牛蒡と白髪葱。一緒に御留椀としてご飯が登場。赤出し仕立、なめこ、豆腐、三つ葉、粉山椒とのこと。ご飯はこしひかりで、季節の香の物付き。
最後に水菓子として、富有柿、ゴールデンキーウィ、ミント&アイスクリーム。
いやあ、食いました食いました。ご飯のお替わりが出来ないほど、腹一杯。
そのあと、店主から、館内にある国の有形文化財を解説していただく。
http://www.ochiairou.com/ ←詳しくはこちらを。
要するに、きらびやかな建築ではなく、職人の粋を極めた建具とかが、素人の我々でも「すごいなぁ〜」と唸っちゃうレベルなんで。
ジャンキーさんには、解ってもらえるかな?
井上靖の原稿が、こんなに無造作に展示されちゃって、いいわけ?
今日のラン19.0km 月間走行距離=19.0km。下りのロードが、足柄峠みたいで、太腿前部にキツかった。
↑ 何かを感じてもらえたらクリックよろしくお願いします。気軽にコメントも残していただけるとうれしいです。