ラグビー日本代表の快挙にバンザイ! 6月15日

ラグビー界での欧州の強豪ウェールズ(レッドライオンズ)が来日して、日本代表と一戦を交えることは知っていたが、大した期待はしてはいなかった。ところが6月8日に花園で行われた第一戦で18:22の4点差の惜敗をしたのを知って、色めきだった。
確かにウェールズは世界ランキング5位の欧州の強豪(欧州の6カ国対抗戦で2連覇中)とはいえ、今回は主力がオーストリア遠征で抜けた状態の若手主体である。だがしかし、先方が「テストマッチ(正式な代表戦)」として認めた試合だ。このチームに4点差の惜敗とはっ。
FaceBookやいろいろなルートで、選手たち(日本もウェールズも)は次の秩父宮での一戦に雪辱をかけて練習をしている〜との情報が流れてくる。たらればだけど、第一戦でも五郎丸がPGを二つ決めていれば勝てた試合だったわけだし、展開で劣っていた訳じゃない。
これはひょっとしたら、秩父宮でやってくれるかもしれない〜という期待を持って(残念ながら秩父宮へは行けなかったので)J-SPORTSでライブ観戦した。(地上波は1時間遅れの放送)
ラグビーテストマッチを、こうやってライブで観戦するのは何年ぶりになるんだろう。(サッカーでは年に何回もライブ観戦しているというのに) ラグビーの試合でしか聴くことができないウェールズの国歌(?)にしびれ、君が代を歌う選手の音痴さ加減に微笑みながら、試合開始を迎えた。
おそらく3世代前のラグビー日本代表のジャージを着て、TVの前で観戦だ。もちろん片手に缶ビール! 
自分は現役時代、冷静なプレイヤーだったと自負している。プレイは熱いけど、なにかもめ事とか小競り合いがあると、(現役当時100m11秒台の)俊足を飛ばしてその場に割って入って、やめろ離れろと仲裁に入ったものだ。
この試合の前半で、スクラムハーフの田中が、(チームを鼓舞するポーズでもあるんだろうけど)相手SFにボールを早く渡せと突っ込んでいって乱闘になりかけるシーンがあったが、気が気じゃなかった(笑)
6:3で前半を折り返したが、後半ウェールズの単純だが見事なループでトライを奪われる。が、しかし、日本も直後にトライを取り返し、角度あるゴールも成功させる。(なんと今日の五郎丸は全てのゴールを成功させるが、花園以降、いつもより2倍のゴール練習をしたらしい)
前半、スクラムを組む度に、反則を取られていた日本だが(見ていて、我々一般視聴者レベルじゃ何が反則か解らなかった「欧州風なレフリージャッジ」)、後半は120kgの真壁が入ったので安定感が増したのか?
とにかく、見ていて力負けしていない。ハンドリングミスがないので、攻撃も対等に張り合える。もっと接戦になると思ったが、セイフティリードのまま、最後の10分に入っていく。
冷静にTV画面を観ているようだけど、もうここまでで、カラダは震えっぱなし、涙は流れっぱなし状態だ。  今までのジャパン(日本代表)は、ラスト10分がからきしダメだった。トータル70分は、なんとかそこそこの闘いをしてきたけど、ラスト10分で体力がガタ落ちして守備が崩壊し、相手に得点をどんどん計上する〜というパターンだった。
だからこそ、ラスト10分からの「応援」には覚悟が伴う。でも、今日は違うぞ。日本代表の選手の勢いは落ちていない。むしろウェールズがあせりでミスを多発している。いつもと違うぞ!
気合いを入れるたびに、涙がにじんでくる。このままいって、勝っちゃうんじゃないか。1プレイ1プレイで、涙が出てくる。涙を拭きながら、ほぼ泣き顔になりながら、ノーサイドの笛を聞く!
あ〜〜〜〜、画面がにじんでよく見えない〜〜。嗚咽が止まらない〜〜〜

涙を拭いて顔を洗ってから、日本代表のレプリカジャージを着たまま、近所のすし善に行って、一時間遅れの地上波TVをつけてもらって、余韻を確かめながら祝杯を重ねたのでしたとさ。
何度でも書くけど、サッカーで世界ランク22位のブラジルに勝つより、ラグビーで世界5位のウェールズに勝つ方が圧倒的にスゴいことなんだよ〜!
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